2005年06月30日

憧れのニュータイプ

相変わらずチビチビとガンダムを見続けている。
にゃにゃこが体調を崩したり、
張り切って見ていたはずがいつのまにか昼寝していたりと、
予想できないアクシデントが立て続けに起こるのでなかなか進まない。
それでも今日でようやく10巻めだ。
アムロがニュータイプの兆しを見せ始めたところ。

それにしても大人になってから見るとおもしろすぎる。
理解力だとか視点の違いだとかもあるけど、
子供の自分が勝手にこうだと思い込んでいた箇所の何と多いことよ。
とはいえ本放送の頃はかじりつくように見ていたわけではなく、
夢中になっている弟の脇で何となく、といった感じだったので仕方ないけど。

最も驚いたのがブライトのヒステリックぶりだ。なんだあれは。
子供の脳みそでは「頼れるキャプテン」に見えていたというのに。
もう年中怒ってる。いっつも機嫌が悪い。プリプリプリプリ。
近寄れない。多分ケガする。あんなやつには近寄っちゃいけない。
心底他の乗員の気苦労が偲ばれる。お疲れさまです。

反対に、アムロは単なる文句垂れのヘタレかと思っていたがそうでもなかった。
16歳にしてはかなり幼い感じがするものの、
通して見ていると一足飛びに成長して行くのがよくわかる。
伊達にいろんな人にひっぱたかれまくってはいない。
特に父親との悲しい再会はくるものがあった。あれは辛いなあ。

そう、みんな若いんだよなあ、ホワイトベースに乗っている人らは。
ブライトやミライ、セイラさんやカイやハヤトやフラウ・ボゥ(フラウはフルネームで)、
みんな実は10代半ばから後半なんだよなあ。
まるで甲子園に出場している球児のみなさんが、
なぜかいつまで経っても自分より年上だと錯覚してしまうような、
なんかそんな感じがしないでもないような全然違うような。

てことは、かのキャスバル兄さんも3倍速い割に19歳とかそんなもんか。
とっとと死んじゃった友人のガルマと比べると、
やけに落ち着いているというか老けているというか。
してきた苦労の差だろうか。ガルマのやつときたらザビだしな。
ララァの登場がいきなりすぎて面食らったけど、
この男ならそんなこともあるだろうと納得させてしまう力量はさすがだ。
そのあり余る力で、さっきはぬかるみに車輪を取られたアムロの車を
直々にロープで牽引していた。自分でくくりつけてんだもんな、車と車を。
ちょっと笑った。さすが兄貴だ。何て親切なんだ。

いんちきバサーもそうだったが、男子は大概ガンダムが好きみたいだ。
今まではあまりよくわからなかったが、今回見直してみて初めて理解した。
ガンダムは深いな。大人が見て感動するアニメだ。
単純にガンダムもかっこいい。「おお!」と感嘆の声を上げてしまうことすらある。
書きながらふと「もしかしたら私は今かなり痛いんじゃないか」と思ったが、
ほんの少しガンオタのみなさんの気持ちがわかるようになったのは確かだ。

1stのDVD-BOXが出たら物凄いことになるだろうなあ。
ガンダムシリーズは他のアニメとは購買層が異なり、
どんなに高いBOXでも必ず売れる。それもかなりの数が。みんな熱心だ。
裏事情はわからないが、いつかその祭りが来たらと思うとちょっとワクワクする。
posted by 6 at 23:24| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | みる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月29日

2歳

何分にも野良出身なため定かではないが、6月でにーすけは満2歳になった。

仔猫時代に一番参ったのが寄生虫だった。
もうこれが駆虫しても駆虫しても落ちない。
やっと終わった!と安心したそばから別の虫が見つかる。
多分寄生虫の9割は経験済みだと思う。虫の野郎!タダ飯食いやがって。

最も大変だったのが原虫のコクシジウムだったなあ。
飲みたがらない薬との闘い。トイレの度にトイレ砂を全取替え。
コクシ駆虫の時期を思い出すと鬱になるほどに。辛かった…。
にーすけも変に甘くて臭い薬を飲まされて、さぞ辛かったろうな。
病院の先生は「小さいながらにいろんな経験をしてきたんだろうねえ」と。
何を食ったんだ何を。

家に迎えて3日目くらいの頃、朝方ふと目が覚めたら、
布団をかけた私の胸の上ににーすけが乗っていて、
じーっと私の顔を覗き込んでいた。不思議そうに。
薄目を開けて見ていたら、そーっと手を伸ばして私の頬を触った。
ポテポテ、ポテポテ。確かめるように何度も何度も。
繰り返すうちに満足したのかそのまま胸の上で寝てしまったが、
その姿を薄目で見ながら、一生大事にしようと思った。
ここに来てよかったと思ってもらえるよう精一杯努力しようと。

実際はいたずらっ子でやんちゃ坊主だから叱ってばかりだ。
にゃにゃこが来てからはにーすけだけを相手することができず、
きっと寂しかったりむしゃくしゃしたりしているんだろうと思う。
たまにおしっこを布団カバーの上にするのが抗議なんだろう。ごめんね。

だけど可愛くて可愛くてたまらない。
仔猫時代が一番可愛いと言われるが、
私は仔猫より今、昨日より今日のにーすけが可愛い。
可愛い気持ちは刻々と更新されていて、忙しいことこの上ない。

私の家を選んでくれてありがとう。


ご飯時になると「ごっはーん!」と喋る男
suke.jpg
posted by 6 at 13:09| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月28日

CARNATION

テンションの上がり下がりがあまりなく、
普段は感情が割と安定している人間なのだけれど、
さっきまでいかんともしがたい鬱々とした気持ちにやられていた。
「うーわ久し振りに来たよこれ」などと最初こそ少々懐かしんだものの、
所詮気紛れな落ち込みなわけで、いつ晴れるかわからない感情は鬱陶しいだけだ。
気晴らしにTVをつけたりネットラジオを聴いたりしてはみたが、
TVではいきなり流れて来たフリッパーズの「Groove Tube」に驚かされ、
ネットラジオでは今のこの状態にはちょっと辛いテンションのDJにやられ、
なんというか惨敗な感じ。
しかしいつ聴いても「Groove〜」はエロいねどうも。

じゃあ文字に頼ろうかなーなんつって、開いたのはなぜかCDのブックレット。
そばにあったのがそれだったってだけなんだけど、
CDを買って聴き込んでもまず歌詞は見ない自分にとってはかなり新鮮。
もう折り目なんか一個もついてない。5年前のCDだってのに。
それがCARNATIONの『LOVE SCULPTURE』だった。

CDは車に積んだままなので、ここの『LOVE〜』のページで試聴した。

「センチメンタル」とか。「幻想列車」とか。
試聴できるもう1枚のアルバムで、
「グレイト・ノスタルジア」とか。「New Morning」とか。

一瞬で引っ張り上げられた私は馬鹿者だろうか。
何度音楽に救われれば気が済むのかと呆れるやら、
音楽ってほんとすごい、なんだこの力はふざけるなと改めて思い知るやら。
しかもお手軽な試聴だもんな。タダですよタダ。

いつか書くこともあるかもしれないけど、
よくある理由で思い出したくない過去の数年間というのがあって、
なるべく思い出さずにいたら本当に思い出せなくなってしまった。
大事なこともあったはずなのに。まさしく後の祭りとはこのことか。
もう馬鹿にも程があるが、その頃の自分をかろうじて辿れる唯一の頼りが音楽、
このCARNATIONなんです。

CARNATIONを聴くことはその頃をうっすらと思い出すことでもあり、
それはまったくもって気持ちの骨が折れる作業で、
普段はそこに蓋をして聴いている卑怯者だ。

でもさっきまでの妙な感情は当時を思い出させるようなセンチメンタルで、
否応なく蓋をグリグリと開けてきやがった。
CARNATIONはそれに拍車をかけるかと思いつつ、
いとも簡単に私を引っ張り上げた。軽々と。
不思議だ。本当に不思議だ。

悲しみにも喜びにもリンクされている。
あるいはそのどちらでもなく感情の源に直結している。
雨が上がっていくのを目の当たりにしたような、
体がふわっと一瞬浮いたような、あの不思議な感覚。

なんというか、
「10年以上お世話になりっぱなしなんですけど、
これからもどうかよろしくお願いしますCARNATIONのみなさん」
と心底思った。

*試聴は『LOVE〜』 『SPY FOR THE BAND (SINGLES+more)』の2枚が、
 上記のページのdiscographyからできます。
 (右上真ん中のディスクからでもOK)

posted by 6 at 04:37| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月26日

職人技

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いつの時代なのかはっきりわからないけれど、
どこかの職人さんの手によって丁寧に彫られた花と鯛。
木製の型なのだけれど、さて何に使うものでしょう。

母方の祖父は和菓子の職人だった。
祖父の代で終わり、子供の誰にも跡継ぎを強要はしなかった、
田舎の小さなお菓子屋さん。
私が生まれて母の実家に遊びに行くようになった頃には既に和菓子は作っておらず、
店ではスーパーで売られているようなお菓子を売っていたので、
祖父がこんなものを使っていたことを知らなかった。

祖父が亡くなった後、形見分けをしていたときのことだ。
「誰も持って行かないなら孫のおもちゃにでもするかな」
親戚のおばさんがそう話しているのが聞こえたので見に行くと、
古びたダンボール箱の中にたくさんの型のようなものが入っていた。
落雁の型だった。
どれもが使い込まれた物だけが持つ特有の柔らかな手触りで、
でも歴史の分だけずっしりと重くて、触れたときにとても不思議な感じがした。
これを砂場で使ったらさすがにじいちゃん泣いちゃうよと思ったのと、
純粋に手元に置いておきたいと思ったのとで、
親戚の中では割と人見知りで通っていた私だが、迷わず「私が貰う」と宣言した。
母は「そんなの持って帰ってどうすんのー」と呆れていたが、
これとこれきりになるのは絶対に嫌だと思った。

祖父は常に微笑んでいた。本当にその印象しかない。
怒られたこともない。聞けば母も怒られたことはないらしい。
煙草をパイプで吸っていた、優しいじいちゃん。
遊びに行くたび、店先のお菓子を好きなだけくれた。

祖父は自分のことを自分からはほとんど話さなかった。
その娘の母も同じく自分のことについては無口で、
世間でいうおばさんとはかなり違う。
だから祖父がこんなかっこいいものを使ってお菓子を作っていたことも、
子供だった母がいつもその手伝いをしていたことも、全く知らなかった。
聞きたかった。多分祖父のことだから照れて教えてくれないだろうけど、
私の知らない話をたくさんしてほしかった。

手伝いが嫌で嫌で仕方なかったと言うわりに、
やけに細かく覚えている母に聞いた思い出の中で笑ったのは、
夏になるとかき氷の出前をしていたという話だ。
電話だか伝言だか知らないが注文が入る。「佐藤さん、氷3つ」とかそんな感じか。
祖父が専用のガラスの器に氷をかき、シロップをかけ、岡持に入れる。
それを持って子供の母と下の弟が佐藤さんちを目指して店を出る。

「出前は近所限定。溶けるから。夏だし」
「近所だって溶けるでしょ?」
「着く頃には半分水だったね」

半分になったグズグズのかき氷。
それを小さな2人が岡持から出して佐藤さんに渡す。
代金を貰い、元来た道を帰る。暑い中。
かき氷の器も見たことがあるが、昔のガラス特有の厚ぼったさと涼しげな色が、
古いものとは思えないくらいにきれいだった。

体が浮き上がるんじゃないかってなくらいに暑かった昨日、
なぜかそのことばかり思い出していた。
というか、そのかき氷が食べたかっただけなのかもしんない。


栗饅頭とか寿とか波とかかわいい鳥とか
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物凄くおめでたそうなのとか富士山とか鮎とか梅とか
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お菓子に細工をほどこすときに使用した、柿渋が塗られている紙
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posted by 6 at 03:20| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月23日

ほんのりと淡々と

ほんのり疲れている。
ほんのり眠い。

乗り物に乗っているときのうたた寝って、物凄く気持ちがいいですよね。
最近は車にしか乗らないのでさすがに眠れないけど、
堅気の会社員だった時代は電車とバスを乗り継いでいたので、
吊革につかまったまま立ち寝とか得意だった。
カックンってなっちゃって恥ずかしいんだけど、
いつしかそれにも慣れていくという不可思議。

不可思議といえば、日本各地での家族同士の殺し合いがその最たるもの。
嫌な連鎖だ。どうしてこんなんばっか続くんだろうな。
殺した人も殺された人も、生まれたときは笑顔と祝福の中にいたんだろうに。

あの蒸し暑い防空壕の前で、泣きながら無言で立ち尽くしていた私たちに、
タクシーの運転手さんは缶ジュースを手渡しながら言った。

  昔ここで起きたことを、今見ている若いあなた方が、
  忘れずに伝えてください。
  してはいけないことをしてしまったということ、
  忘れずに伝えてください。
  私たちは敵を恨んではいない。彼らは手厚い看護をしてくれました。
  ただ私たちは敵ではなく味方に見捨てられたことが悔しい。
  それだけが辛いのです。


淡々と、何気ない話のように。
缶ジュースのお金を払おうとしたが首を振って微笑んで、
「私の気持ちです」とだけ言った。あの強い訛りで。

命は奪うものでも奪われるものでもない。
守ることに日々必死だ。

寝ている母やにゃにゃこやにーすけのお腹が呼吸で上下していると、
泣きそうなくらいありがたく思う。

たまには誰も死なない日があってもいいだろう。最近ちょっと辛いもんで。
明日がその日でありますように。

死んだら団子も食えんもん。

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左から 味噌 よもぎ餡 枝豆 梅しそ。
これがね、もう美味いんですよほんと。
posted by 6 at 23:45| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月22日

音符の無駄遣い

音符が有限なら、やっつけで曲を作るような人が減るよな。

毎週毎週告知用のポスターがメーカーから大量に送られてくる。
狭い店内だから限られた枚数しか貼れないわけで、
取捨選択しつつ貼っていく。脚立を駆使して。
どうでもいいけどジャニーズ関連のものは外(通り)に向けて貼っちゃいけない。
貼ったが最後、それはもう恐ろしいことになる。

で、たまに見つけてしまう。頭に来るのに物凄い勢いで見つめてしまう。
どうしてこのタイトルになるんだろう?
こんなんじゃ子供だって騙せないだろう。
もうビリビリ破り捨てたい衝動を堪えて、
せめてもの抵抗として人目につかないところに貼る。
一時期の勢いは消え失せたとはいえ、何も変わっていない。

好きな音楽を売る側になって知らなかったことを知り、
それはほとんどががっかりしたり腹立たしかったり悲しかったりするもので、
まあ遊びではなくビジネスなんだから仕方ないんだけど、
仕事ならもうちょっとクオリティを追求しようぜなどと、
しがない一店員でしかない私ですら思ったり怒ったりするわけですよ。
中身がどうあれ求める人がいるなら問題はないとはいえ、
求められているのは往々にしてCDの、曲の中身ではなかったりもするし。

ではお前の聴いているものは子供騙しではない素晴らしいものなのか?
と訊かれれば、そりゃわかんないですよね。
もしかしたら他の人の目から見たら糞かもしれん。
中にかなりの音楽好きじゃないと知らないようなバンドもいるけど、
人の心にある共通のツボを未だ押せないという点においては、
何かしらどこかしら足りない部分があるんだろう。
そこを押した人やバンドや曲は、ぐうの音が出ないくらいのものがある。

ただ音符が無駄遣いされていないことだけは事実だと思う。
10年前の曲に昨日の思い出を焼き付けることだってできる。

まあ延々文句垂れてきたものの、
別に煮えくり返る腸を何としようとか思っているわけではなく、
あるCDのタイトルを見てびっくりしたもんで勢いで書いてしまいました。
どうせならもっと笑えるものにしてくれよと思った。


<今日のにー・にゃにゃ>
母のことが大好きなにゃにゃこは母の周りをまとわりついて離れず。
そんなにゃにゃこが大好きなにーすけは、
ご飯もそっちのけでにゃにゃこのそばを離れず。

もしかして私は蚊帳の外か。
posted by 6 at 16:20| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月21日

越えた。頑張った。

一時は家族会議が開かれるほど危ぶまれたにゃにゃこの状態だったが、
にゃにゃこの頑張りと点滴のおかげで何とか落ち着いたようだ。

夕方病院に行って来たのだけど、点滴の針を刺されるときに
いつものように怒ったことがとても嬉しかった。
先生も「怒る元気が戻ってきたねー。よかったよかった」。
最近は5日に1回だった点滴だけど、本調子に戻るまで集中して続けることにした。
病院大嫌いなにゃにゃこにはもう少し我慢の日々だ。ごめんね。

昨夜からは食欲も出てきたし、今朝も美味しそうに8割位は食べた。
家の中をパトロールしていたときに、母親を踏み付けていたのは笑った。

よかった。にゃにゃこの頑張りには本当に頭が下がる。
正直もうだめなのかもしれないと一瞬思ったが、
そうやって諦めるのは人間だけなんだろう。
猫は1日1日を生きている。

にーすけはいつものようにちょっかいを出したりせず、
ただにゃにゃこに寄り添っていた。
一緒に寝ている姿を見てちょっと泣いた。


ダンボールがエラいことになっています

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posted by 6 at 20:19| 埼玉 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月20日

まだ早い

どこにも吐き出せないからここに書く。

にゃにゃこの具合が思わしくない。
一昨日までは調子よかったのに。
こんなにいきなり来るものなのか。

病院の先生には「この子は物凄く頑張ってる」と言われた。
検査結果の数値を見ればそれは素人にもわかる。
通常の生活を送っているとは思えないほどの値なのに、
にゃにゃこはご飯をきちんと食べ、にーすけと追いかけっこをしていた。

だからこれ以上頑張れなんて言えない。
にゃにゃこが苦しむのは何より辛い。

だけどまだ一緒にいたい。完璧にエゴだとわかってるけど。
まだ早い。まだ早いよ。

今は普段休んでいる場所とは違う、ケージの中で香箱を組んでいる。
体ばかりデカくて無力な自分が腹立たしい。
こんなに使えない人間だとは思わなかった。

にゃにゃこ、ごめん。
でもまだ一緒にいようよ。


posted by 6 at 00:46| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月19日

桜桃忌

太宰はあのとき絶対に死ぬつもりはなかったと思うんだよな。
いつもの癖で心中を持ちかけてみたら、今度こそ本当に死んじゃった。
現場の土手に足掻いたような跡があったというのを読んで、
なんだかますますそんな気がしてならない。
バチが当たったといえばそういうことなんだろうけど、
それにしても新聞小説連載中にそれはないだろうと。
続きを永久に読めなくなってしまったこっちの身にもなれと。
まずそうな顔でさくらんぼ食ってる場合かと言いたいわけです。

最近は遠ざかっているものの、
年に一度、新潮文庫の太宰治の小説を通して読むのが以前の私の恒例行事だった。

『晩年』で暗く始まるためいきなり気が滅入るもののぐっと堪えて、
遥か彼方に見える中期の明るさを頼りに読み進める。

よく言われることだが、中期の太宰は結婚したせいか落ち着いていて、
それが作品にも如実に表れている。
この頃はなんというか伸び伸びとしていて、混沌とは遠い。
太宰に触れたのは『人間失格』と教科書のみという場合、
この人から暗さを取ったら何も残らないような印象を持つことも多そうだけど、
中期の作品を読んでもらえれば払拭されるのではと思う。
『新樹の言葉』や『右大臣実朝』はとても好きで、何度となく読んだ。

まあ最終的には『人間失格』なことは確かで、挙句入水だからなあ。
そんなとこで終わっちゃってあんた何やってんのよと、呆れるやら悲しいやら。

初めて太宰をじっくり読んだのは高校3年の頃だった。
文系のお決まりのようにハマってしまい、
今となっては言うのも小っ恥ずかしいが心酔しきっていた。
ちょうど時期が受験の頃だったのだが、勉強そっちのけで読み耽っていた。
あの大学を滑ったのは太宰のせいだ。
何もあんなにおもしろいものを量産することはないじゃないか。
しかし後悔はしていない。お宝に気づけて幸運だった。

今どきの若者は読まないのかもしれないな。
自分の人生もなかなかヘヴィーなんじゃないか?と気づき始めてしまう
大人になってからではなかなか手が伸びないと思うので、
未熟な自分をわかっているけど、でもどうしようもないという年齢の頃に読んでほしい。
普通におもしろいしね。

しかし昔は『如是我聞』を読んで、ううっと涙の一つもこぼしたものだったが、
最近読んでみたらちょっと笑えて、その後軽く腹が立った。
太宰め。いろんな意味で嫌なやつだな。だけどやっぱり好きだ。

魅力ってなんなんだろう。ちょっと考え込む日曜日。
posted by 6 at 12:30| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月17日

ねこのせかいもむずかしい

野良時代、にゃにゃこは雄猫にモッテモテだった。
この辺りにはなぜか雄猫が多く、雌は滅多に見かけない。
そのせいもあるのかもしれないが、にゃにゃこはとにかくモテた。

庭で昼寝をしているところへ雄猫。
テケテケと散歩をしているすぐ後ろを雄猫。
にゃにゃこは無関心の様子でいつも知らん振りを決め込んでいたが、
いずれの雄猫も自分の存在をアピールするかのごとく、
ニャアニャア鳴きながらにゃにゃこに会いに来ていた。

そんなクールビューティーなにゃにゃこが、
自分から積極的に鼻挨拶(猫同士がするあれです)をしに行った猫がたった1匹。
それがにーすけのお父さんだった。
もちろん定かではないが、体つきや毛の色、何より顔がそっくりだった。

お父さんの縄張りは細い道路を1本挟んだ向こう側の住宅街で、
基本的にはうちの近辺ではないと思うのだけれど、
その頃はたまたま何度か見かけた。
いつももう1匹の猫と一緒だった。
多分にーすけのお母さんなんだろうと思う。いかにも洋風の猫だった。
こげ茶色の靴下を履いた足と、
茶色から白へのグラデーションの毛色がとても綺麗だった。

そんな2人(2猫か)から生まれたにーすけは、
チビの頃は動物病院で感嘆の声が上がるほど可愛らしかった。
診察台に乗せたとき、助手の女性が「うわ、可愛い……」と唸るのを聞いて、
返事に困って「でも野良です」とよくわからない答えを返したこともあった。

そんな可愛かった仔猫時代を経て、
今やウナギイヌ並みの胴長猫となったにーすけだが、
相変わらずにゃにゃこに冷たくされている。
もうハナもひっかけないとはこのことだろう。

にゃにゃこさん、お父さんをリスペクトするなら息子も一つ頼むよと、
私は泣きそうな気持ちでお願いしたいわけです。
にーすけは常ににゃにゃこのそばにいたい。
だが悲しいかなにゃにゃこはクールビューティー。
鼻挨拶も気が向いたときにだけするのみ。

最近は同じ布団の上で昼寝するくらいにはなったものの、仲良しとは程遠い。
嫌い合っているわけではないことが救いといえば救いか。

いつか猫団子が見られるかねえ。


切ない片思い
DSC00145.JPG DSC00136.JPG 知ったことではない



posted by 6 at 15:59| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月16日

拾う拾う

竹富に行って何をして過ごすのかと言えば、洗濯と貝殻拾いだ。
長く滞在することが多いので、朝はまず洗濯から。
コインランドリーで洗って、裏庭を借りて干す。

部屋に戻ったらそのまま寝てしまわないように注意する。
一日を無駄にするもったいなさもさることながら、
部屋のドアも窓も開け放したままなので、
通りかかった人に「また寝てる」とか言われてしまうのがまずすぎる。
「また寝てる」って旅先ではまず言われない言葉だろうに、
私は何度言われたかわからない。寝ちゃうんだよ、知らないうちに。
いい大人なのに指差して笑われるとは何事だ。

眠気に打ち勝ち無事宿を出られたら、とりあえず海。
何の用もないけれど、借りた自転車に乗って海を目指す。
時折お客さんを乗せた水牛車が通るので、邪魔にならないよう道の端に。
浜辺から運ばれて撒かれるという白砂の道には、謎の穴がボコボコ開いている。
穴に車輪が嵌まると超危険。

いざ海に着いても取り立ててすることがない。
そこでまた昼寝。お昼ご飯のパンを食べたら昼寝の時間。
日焼けのことなどこれっぽっちも考えない。
あの頃私はバカだった。

バカだから落ちているものをひたすら拾うわけですよ。
茹で上がったような顔をして昼寝から復活したら、
今度はそこら中に落ちている宝物を片っ端からかっさらう。
こんなの勝手に持って帰っていいのかなと不安になるほどの、
それはそれは可愛くて綺麗な貝殻とサンゴ。

DSC00153a.jpg DSC00154a.jpg

こんなものが落ちているとは本当に竹富は太っ腹だ。

何度訪れても見慣れなくて、行く度に真剣に拾ってしまう。
物欲のほとんどない私だが、これだけはどれだけ拾ってもまだ欲しいと思う。
星砂も拾えるけれどあまり興味はなくて、貝殻の魅力には敵わない。
ちなみに非常に見づらいけど、これが星砂。

DSC00156a.jpg

夜、部屋で一つ一つを水で洗い、並べて乾かす。
毎日同じことを繰り返すので帰る頃にはかなりの量で、
その重さに軽く後悔するわけだが。

久し振りに貝殻を出して触ったが、一瞬で竹富に触れた気になるから不思議だ。
posted by 6 at 23:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月15日

いんちきバサーの誕生日

その夏は釣り三昧だった。

もともと私はインドアで夜行性だった。
学生時代などは見事に昼夜が逆転していたし、
物凄くものぐさで、どこかに出かけるよりは部屋でビデオを観ていたい。
友人であればこれに飲みが加わるのだけど、
恋人だとか彼氏だとかいわれる存在だとそうもいかない。

あんなにアホみたいに外で遊んだ夏って記憶にない。
それまでもこれからも、本当にあの夏きりだと思う。

そもそも釣りに行きたいと言い出したのは私だった。
山の渓流釣りにぼんやりとした憧れを持っていたのだ。
きれいな空気と水、引きを待ちつつ岩場で昼寝。
そんなのんびりとした妄想で頭がいっぱいだった。
まあのんびりって時点で勘違いなんだけど。
釣りはせっかちな人により向いているとはよく言われることだ。

その人は釣り好きだった。「バサーと呼べ」と豪語していた。
仕事が定時過ぎると残業の合間を縫って釣具屋に行き、竿を見て回っていた。
一度私の部屋にゴキブリが出やがり、慌てて電話をしたことがあったのだが、
そのときも当たり前のように釣具屋にいた。
「ゴキブリが出たから助けろ」と訴える私に、
笑いながら「えー、今竿見てるんだけど」とにべもない。
恐ろしさのあまりゴキブリの動きを悲鳴つきで実況する私に、
「自分で何とかしなさいよ」とさらに冷たく言い放った。
実況途中でゴキブリは外へ出て行き、結局笑われただけで電話を終えたのだが、
よく考えると電車で1時間かかる場所にいる相手に助けろも何もなかった。
もっとも近くにいたとしても竿を選ぶだろう。そういうやつだ。

そういうやつだからこそ、釣りに連れてけという私の願いは渡りに船で、
何から何まであっという間に用意してくれた。尋常ではない迅速さで。
ただし場所は山でなく霞ヶ浦。バス釣りといえば、のあの場所だった。
そこでもう私の夢は脆くも崩れ去ったわけだが、
まあ『釣り』自体に憧れがなかったわけでもないのでよしとした。
しかし自分で希望しておいて言うのもあれだが、用意や説明をする姿を見て
なんでこの人こんなにノリノリなんだろうと思った。

何しろ霞ヶ浦までが遠いので、早起きしてドライブがてら行くことになるのだが、
早朝の道路の空き具合や明け行く空の色が、
あれほど気持ちのいいものだとはそれまで知らなかった。
2人で必死で眠気を我慢しつつ、音楽に合わせてよく合唱した。
何というか、バカな2人だった。

しかしどちらかというとバサーは私の方だった。
私の前で自称バサーはブラックバスを釣り上げたことはなかった。
初めて垂らした私の釣り糸にデカいバスが食いついたのだが
(ビギナーズラックですね)、
それを見たバサーは「俺そんなデカいの釣ったことない!」と驚愕し、
「頼むから竿を持たせてください」と情けない声を出した。

デカいのどころか果たしてバス自体釣り上げたことがあるのか。
そのバスを写真に収めようと私が車にカメラを取りに戻っていたときに、
後ろで見ていた若い女の子の嬌声にニヤニヤし、
バスを見せびらかした拍子にうっかりリリースしてしまったバサーに私は訊きたかった。
本当は陸バサー(そんな言葉はないが)なんじゃないのか。
選び抜いた釣具を手に、タオルで頭を括り、
日焼けも構わず竿の先を見つめるその割に、
釣れるのは常にブルーギルだったバサーに私は訊きたかった。

当時仕事について悩んでいたバサーであったが、
いつものように釣果は無事ボウズで終わった帰り道、
車の中で唐突に「決めた。俺釣りキチ四平になるわ」と抜かし、
「おーれは釣りキチ四平だ〜い」と歌い出したことがあった。
大笑いしつつも、家に帰ってからほんのり心配になった。

今日はそんなバサーのお誕生日。
おめでとう。元気にしてるかい?
posted by 6 at 15:39| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月14日

カラフル

『バーバー吉野』はカラフルな映画だった。
寝転がって何も考えずにボーッと観ていたのだけど、
田舎の光景にパッキリとした色が効果的に使われていて、
そのたびに目が覚めるようだった。
花や洋服。髪の色。
閉鎖的な田舎の風習に縛られる人らを哂う、
黒い傘を持ってショッキングピンクの服を着た、
エキセントリックな兄ちゃんに惚れた。
何かオペラみたいなの歌ってたし。

世界で一番好きな映画、『ナビィの恋』もカラフルだなあ。
画面からこぼれおちそうなブーゲンビリアもさることながら、
登場人物も、全編を通して流れ続ける音楽も、
それぞれがキラッキラしている。夏の陽射しみたいに眩しい。
歌って笑うことで悲しみを乗り越える。
悲しみに対しては無言で、歌声はフルボリュームで。
その姿勢が潔くてかっこよくて、
何度観てもエンドロールあたりでは滂沱の涙だ。

ちなみにこの映画のサントラも絶品で、
沖縄だけでなくアイリッシュやらオペラやら、
世界中の音がまるで違和感なく混ざり合っていて素敵すぎる。
マイケル・ナイマン(ピアノレッスンの人ですね)と嘉手刈林昌の融合ですよ。
どんだけ豪華なんだよ。まことにありがとうございます。
そういった意味でもほんとカラフル。

もう1本大好きなカラフル映画があるんだけど、
それについては改めて見直してから書くことにしようかな。
勢いづいて書こうと検索してたら、また観たくなってしまった。単純。
ちなみにジョニー・デップ主演の『妹の恋人』。
小さいけれど、暖かい春のような映画だと思う。

いつかのブーゲンビリア@竹富

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posted by 6 at 04:50| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | みる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月12日

サマージャム'05

「今日も暑ーい1日になりそうです」
と懐かしいフレーズが口を衝いて出るような天気なわけです。
あんまり暑いと眠くなる。
あちいあちいと文句を垂れつつ汗だくで昼寝。
クーラーでキンキンに冷やした部屋の中で布団をかぶるのも捨て難いけど、
正しい夏のダラダラの仕方といえばやっぱり前者。
だらけきって伸びきってゴロゴロする。これぞ夏。

例↓
DSC00138.JPG


この時期になるとスチャダラパーが聴きたくなって、
古いCDを引っ張り出してくる。『5th WHEEL 2 the COACH』。10年前か。
スチャダラ=夏、というわけではなくて、
多分このアルバムの中の名曲すぎる名曲、サマージャム'95のせいだ。

暑いのを我慢して散歩に出たはいいがフラフラ、本屋で涼んでソバ食って、
ふと見た外を歩くプール帰りの子供は真っ黒でアイス食ってる。

物凄く正しい。

好きで炎天下をそぞろ歩く馬鹿者はいないと思うけど、
それにしたって夏に擦れ違う人たちの顔の険しさといったらない。
眉間には皺、目尻から頬骨の辺りにかけては不自然に引きつれ、
酸っぱい物を食べさせられたときのような、臭いものを嗅がされたときのような、
ああ今辛いんだろうなと、私のような通りすがりにも一瞬でわかるくらいの人相。
そういう自分もそんな顔してんだろうなと思いながら、
今日は歩いて職場まで来たわけです。朝っぱらから暑いのなんの。

気になって調べたら『5th WHEEL〜』は生産中止になっていた。
ああもったいない。頭来たから店内BGMでかけまくってやろう。

そういえば昨夜のNHKの「美しき日本」は休止になったそうです。
野球!延長するなら早く言え!友人に触れ回ったじゃないか。
ごめんね。
posted by 6 at 11:28| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月11日

梅雨明け?

関東地方は昨日梅雨入りしたらしい。
以前事故に遭ったときに打ちつけた左の膝がピッキピキに痛いわ、
セロテープはフニャフニャで切りづらいわで、
一体何事かと思っていたらそういうことか。
雨は憂鬱だけど、これを越えればまた夏が来る。
それを糧に生きていくことに決めました。
全然予定なんかないけども、夏ってだけで、それだけで嬉しい。

竹富はそろそろ梅雨明けだろうか?

aiyaru1.JPG

これを撮ったのは何度目の竹富だったろう。
まだデジカメもなく、家にあった古いカメラを使っていた。
きれいな浜は他にもあるので、集落からだいぶ離れたここにはあまり人がいない。
私を下の名前で呼び、島を訪れるたびに「おかえり」と笑って迎えてくれる女将さんは、
私が浜に続く真っ直ぐな道から戻ってくるたびに、
「本当にアイヤル好きねえ」と鈴のような声でコロコロと笑っていた。
自分でも呆れるけど、こればっかりはどうしようもない。
恋だ、恋。

恋したら相手の過去を知りたくなる。
悲しいことがあったなら、たとえ癒すことはできなかったとしても、
それを受け入れたい、同じ痛みを感じたいと思う。
そして同じ思いはさせたくないとも。

初めて沖縄に行く前、過去を自分なりに学んだ。
当時は堅気の会社員で、入社して以来初めての長期休暇だった。
図書館で本屋で、関連の本を読み漁った。
どんどん自信がなくなっていって、沖縄に行く気すら失せかけた。
何のための休みなんだよと自分でも思った。

旅行そのものも何というか重く沈みがちで、
私たちを防空壕まで案内してくれたタクシーの運転手さんにも、
「そういう運動をしてる人なのかと思った」と言われた。
長い運ちゃん生活でも、個人でそこに行きたがったのは私たちで2組目だったそうだ。

損な性格だよなと思う。
きれいなものを見て嬉しい、それで充分じゃんよと。
実際竹富に行ったのは、初めて沖縄本島に行ってから数年後のことだ。
自分の中に何もないのに、何も詰まってないのに行ったらいけない気がして、
どうしても足が向かなかった。
なんだろう。負けたくなかったのかな。何によ。というか誰によ。

泣きながら貯めた貯金は知らずに役立っている。
今もまだ学んでいる最中だけど、少なくともあの頃よりはずっと、
あの島を思う気持ちに自信がついた。
思えば思われるというのもまんざら嘘ではないのかもしれない。
友達もたくさんできたしなあ。

しかし改めて書くと本当に青くて恥ずかしいな。
なんだこれは。
恥ずかしい気持ちを追いやるが如く、これからDVDを見る。
『バーバー吉野』
竹富とは何の脈絡もない。

ちなみに本日午後10時35分から、
NHKの「美しき日本 百の風景」という番組で竹富島が流れるらしい。
新聞を見ていた父親から情報が入ってきました。父GJ!

posted by 6 at 12:14| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月10日

続・猫話

にーすけはある日突然現れた。

にゃにゃこがドーンと姿を現す2ヶ月ほど前だったと思う。
夏の夕方で仕事帰りだった。
自宅前のポストの下に、丸いものがあった。
花好きな母で、庭中にいろいろなものを節操なく植えているのだが、
その場所の緑と緑の間に、グレーの丸いものがあった。
なんだ?と足を止め目を凝らして見ると、どうも生き物。
両手くらいの大きさで、グレーの毛の、ホワンホワンな生き物。
もっとよく見ようと思って屈もうとした瞬間、
それは跳ねるように飛び起きて、裏庭の方へと猛スピードで駆けて行った。
猫だ!しかも殺人的に可愛い仔猫だ!

通りから奥まった場所にあり、隣は畑、隣家は留守がちで人気はあまりない。
当時は芝生だったうちの庭は、どうも猫にとっては居心地がいいようで、
それからもにーすけはちょくちょく昼寝しに来ていた。

DSC00002.JPG

これは家に迎えてからだけど、基本的にこんな感じで、
いつも緊張感なく可愛らしく寝ていた。
人間の姿が見えるとすっ飛んで逃げていたが、
ある日私が庭に出ていたとき、背後で必死な声が。
驚いて見るとにーすけ。いつでも逃げられるような体勢で、
両手両足を突っ張って何かを訴えている。腹ペコなのか。
何もなかったのでとりあえずミルクを出すと、あっという間に平らげた。
お腹を触らせてくれるようになったのは、それから数日後のことだった。

うちは両親ともに動物が苦手だったので、
これまでは飼うことなんて考えられなかった。
子供の頃は何度もお願いしたが、絶対に飼わせてもらえなかった。
その両親の心をにーすけは溶かした。
仔猫特有の可愛らしさと好奇心で、ズカズカと親の心に入り込んでいった。
「家に入れる」と言った私に、困った顔をしたものの反対はしなかった。

今はこんな顔で我が物顔だ。

DSC00125.JPG

にーすけが来てから家中が明るくなった。
って別に沈鬱な家庭というわけでは全くなかったが、より明るくなった。
通院している母にとっても、明らかによい影響を与えているようで、
いくらか体調も良くなったように思う。
なによりにーすけがいなかったら、
にゃにゃこを迎えることができなかったかもしれない。

やんちゃで遊び好きで甘えん坊、
だけど人見知りでトラックのバック音が大嫌い。
特技はサッカーと競馬(パカラッパカラッとほんとに馬みたいな足音がする)、
そしてにゃにゃこのことが大好き。
私のライフワークと勝手に思い込んでいる旅に、
なかなか出かけられなくなったことは確かに痛いが、
それを補って余りあるほどのものを貰っていることは間違いないと思う。

そろそろにー・にゃにゃのご飯の時間だ。
posted by 6 at 09:06| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月09日

敵発見

今日はなんて暑いんだ。

昨日、仕事が終わってからビデオを借りに行った。
最近ガンダム(1st)にハマっていて、昨日は5巻を借りるつもりだった。
「今日の日記は長すぎたなー、ああいうのを冗長っていうんだぜ」
と反省しながら棚の前に立つと、ない。
4〜6巻のところがポッカリと空いている。

思わず我が目を疑った。
1巻から1本ずつチビチビ借りていたからわかるのだが、
追随してくる者など誰もいなかった。
おまけに私が5巻を借りる(借りようとしていた)のは2度目なのだ。
1度目は、4話収録なのになぜか3話収録だと勘違いして、
肝心のランバ・ラル特攻を見忘れたまま返してしまった。それが一昨日のこと。
その時点では全巻揃っていたというのに。
なにこれ。日記のバチかなんかか。

誰だ!あんな空気の読めない借り方をした輩は。
よりによって今のこの時期に1stガンダムを借りることはないじゃないか。
映画やってるみたいだし、ΖにしなさいよΖに。
もうランバ・ラルが気になって気になって。

気になるといえばもう一つ。
人は目を擦るとき、なぜ鼻の下を伸ばしてしまいがちなのか。
ムモーって感じで伸びる。緊張感の欠片もありゃしない。

最近好きな飲み物。

DSC00139_1a.JPG

水にレモンを絞っただけのもの。
冷たくして飲むと、もういくらでもいける。

posted by 6 at 15:31| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月08日

レコ屋

さっきまでゆずの告知キットと格闘していた。
今日発売のベスト盤用の物で、数枚のポスターと大量のフライヤーなどが入っている。
販促用に送られてくるわけだけど、効果があるのかはちっともわからん。
なぜなら外資系のデカいCDショップとは違い、うちは個人経営の小規模な店。
何かに似てると思ったがあれだ、おばあさんとかが居眠りしているタバコ屋。
1人で店番をしているところなんてそっくりだ。
カウンターでウトウトして、開いた自動ドアの音に驚いて目が覚めたりもする。
基本的に春の陽だまりのように長閑で暇な店だ。

しかしそんな店でも万引はある。
万引する人には特徴というか共通点があって、来店した瞬間にピンと来る。
いつも眠そうな顔をしていると言われるし、
実際に常に眠くてボーッとしているこの私にすらそれがわかる。

以前、高校生男子5人組をとっ捕まえたことがあった。
全員いかにも部活帰り、しかも運動部です的なバッグを肩に背負っており、
1人のチビっ子を除いて皆物凄くデカい。デカいというか長い。
しばらくそれぞれバラバラに店内に散っていたが、
いつのまにかその長い4人がカウンターの左手の棚の前に一列に並んで、
品定めをしていた。
私はカウンター内でPOPか何かの書き物をしていたが、
目の端で4人が何をしているかはなんとなく把握していた。
長いので物凄い圧迫感があったが、怪しい動きはなかった。
あと1人、残りのチビっ子はどこだと、店内を見回したが姿が見えない。
あれ?と首を伸ばして4人の方を見ると、いた。
チビっ子は4人の真ん中に挟まれるようにして立っていた。
カウンターからは見えないよう長さを巧みに利用して(って知らんけど)、
死角を作っていたのだ。
私がそれに気づいたまさにその瞬間、
そのチビは棚から抜いたCDをシャツの中に入れた。

何回経験しても汗が吹き出る瞬間で、しかも相手は高校生男子5人である。
やられたよ!どうするよこれ!店長に電話か?いや間に合うわけないな。
頭の中がグルングルンしながらも、とりあえずカウンターを出て、
壁のような5人の向こう側に回り、平静を装いつつそれぞれの手元辺りを覗いた。
5人は棚に並んだあたりから一言も発していない。
私の視線が意味するものも当然わかっており、緊張が伝わってくる。
もちろん私は私で緊張が沸点で、狭い店内が異様な熱気である。

5人が来店する直前に棚の整理をしていたため、
チビが立っていた場所からして盗ったCDは大体目星がついていた。
「ちょっとごめんなさいね」などと言いつつ、その場所の棚を見た。
やっぱりなかった。あるバンドのマキシシングル。かなり古い物だった。

チビは目が泳ぎっぱなしで他の4人もそのまま硬直している。
普通万引した人というのは、商品を盗ったら即店から出るものなのに。
これはいけるか?
思い切って訊いた。長いのが相手だとか、チビ混ぜると5人だとかは忘れていた。

私 「ごめんね。今、見えちゃったのね」
チビ「…いや、何もしてないです」

超狼狽。顔が真っ赤だ。

私 「シャツの中に入れたよね?」
チビ「意味がわかんないです」
私 「本当のこと言ってくれたら今回だけは誰にも言わない。店長にも黙っておく。
   だから嘘つかないで。万引はまずいよ」
チビ「…すいませんでした!」

呆気なく陥落。
シャツの中から防犯用の管理カードがついたままのCDを差し出した。

店内の緊張がふっと緩んだ瞬間だった。
私は思わず「もーっ!万引なんかすんじゃないよー!!!」と怒鳴った。
でもなぜか半笑い。反動で笑いが来てしまったようだった。
釣られて5人もバツが悪そうに笑った。
凄い緊張しただの○○(盗もうとしたCDのバンド)の身になれだの、
言ってどうすると思われるようなことを5人に散々言い散らかした。半笑いで。
「顔も覚えたし、今度しやがったらただじゃおかねえ」と宣言した。半笑いで。

5人は何度も謝って小さくなっていたが、帰り際、
「やべえ、緊張したら鼻水出た。ティッシュください」などと図々しくも言っていたので、
本当に反省したのかどうかはわからない。
「ちょっとあんた、ふざけんじゃないよ!」と言いつつも1枚やった私も私だが、
あれからあの5人は見ていない。
1度でも来店したお客さんの顔は自然と覚えるものなのだが、あれきりだ。

その5人がドアから入ってきたとき、チビだけが私の顔をじっと見た。
大きい声では言えないが、それが万引する人のいくつかある特徴の中の一つなのだった。
ちなみに当然店長にも報告した。
「頼むから危ないことだけはしないでくれ」と懇願された。


それにしても今日は暇だ。いやいつもだけど。
posted by 6 at 15:33| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月07日

猫話

2年前のある秋の夜、その頃の日課だったドライブを終え、車から降りた。
玄関の前で鍵を開けようとポケットを探っていたら、
背後に何とも言えない視線を感じた。
振り向くと猫。それもこんなの。

nyanyaco.JPG


家の前は近所のアパートの駐車場なのだけれど、
そのコンクリートブロックの壁の上に両手をついて、ドーンとこっちを見ていた。
後日わかったことだが、当時この猫はひどい風邪を引いており、
右目が腫れ上がっていてほとんど開いていない状態だった。
この顔でその目である。
なになになになに、なにあの猫!
動物と暮らした記憶といえば、カブトムシ・クワガタ・金魚メダカのみだったので、
夜の闇に浮かび上がるその猫に本当に驚いた。

どうも斜め前のアパート(住宅街なのでアパートが乱立してる)の住人が、
食事の残りを猫たちに提供していたらしかった。
ゴミ置き場から離れているうちの駐車場に、
しばしば魚や鳥の骨が放置されている理由がやっとわかった。

それからもしばしばその猫を見た。
見るたびに風邪はひどくなっているようだった。
クシャミしては鼻水を飛ばし、苦しそうに咳込んでいた。

生粋の野良だろうと思われたため、
ただでさえ大きい動物が怖い私は余計に触ることができず、
ご飯で釣って写真を撮り、その写真を持って動物病院に行くことで精一杯だった。
獣医さんは顔のアップの写真を見て風邪と診断した。
薬を出して貰い、ご飯に混ぜてそれを飲ませた。
対処療法でしかなかったものの、確かに良くなった。

当時は事情があって家では飼えないと思い込んでいたため、
ご飯の面倒を見たからにはせめて不妊手術まではと、
ボランティアの方に捕獲器を借りた。
あんな顔だが女の子で、人間のわがままで勝手なことをしていいのか
手術当日まで悩み続けたが、
「子供を産めばその分寿命も縮む」というボランティアの方の言葉を信じた。

それからこの秋で2年になる。
3月に新たな病気が見つかった。
うちの母親と同じ病気のせいもあり、今度は迷わず家に迎え入れた。
野良時代が長いことを危惧していたが、トイレも1回で覚え、
外に出たがったのも最初の1ヶ月半だけだった。

もっと早く家に入れるべきだった。どれだけ後悔しても遅い。
この2年間、常に罪悪感があった。バカだな。私は本当にバカだ。

今は週2回の通院で、体調も悪くはなく、それなりに楽しく過ごしているようだ。
後日書くことになると思うけど、家にはもう1匹猫がいて、
その猫ともようやく打ち解けてきた。
今も一定の距離を置きつつ、仲良く昼寝している。

年齢不詳で、年寄りにも(家に入れてから歯が抜けた)
若者にも(ネズミのオモチャを追いかけるときはマッハの速度)見えるにゃにゃこ。
昭和の香り漂う母親の布団の上で。

nyanyaco1.JPG

posted by 6 at 16:12| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月06日

山の娘

DSC00121.JPG

昨夜の夕飯のおかずにこしあぶらの天ぷらが出た。
前日に弟(既婚)がたくさんの山菜を持ってきてくれたのだけれど、その中の一部。

弟のお嫁さん(可愛い)は山奥出身らしい。
どのくらい山奥なのかというと、彼女のおじいさんが山菜を取りに行った際、
背後で足音がしたので「曲者!」と憤り振り向くと、
その曲者は熊だったというくらいに山奥(互いに驚いて逃げ出したそうだ)。
しかもその山菜ポイントはおじいさんしか知らないらしく、
家族にすら教えないという頑固ぶりがまかり通るほどに山奥。

毎回実家に行くたびに大量の山菜をお土産に持たされるようで、
今回はこしあぶらの他、ぜんまい・うるい・エリンギなどなどを貰った。
しかしエリンギ。あまりに唐突だったので笑った。
売っているものより遥かに太くて立派だったし。

彼女が弟のお嫁さんになってくれたおかげで初めてこしあぶらを食べたのだけど
いつ食べてもこの天ぷらは美味しい。苦くなくアクも感じない。
一心不乱に食べたので、昨夜は天ぷらのみで腹一杯。満足。

弟夫妻はとても仲が良い。
結婚してから明らかに弟の味覚が変わった(山奥仕様)し、より優しくなった気がする。
年下のお嫁さんだからというわけでもないのだろうけど、
責任感やら何やらがようやく出てきたのだろう。
結婚する、と2人で家に報告に来た際、
「本当にいいの?これ(弟)で本当に後悔しない?
まだ若いし可愛いんだもん、結婚してからじゃ手遅れだよ!」
となぜか必死に訴え、彼女に大笑いされた。
弟はその傍らでまさに「……」という感じで黙っていたが、
よくよく考えると、嫁にも行かずにぐうたらしている人間のセリフではないなと今さら思った。
失敬失敬。

今日は快晴@埼玉。
休日なので、用事を済ませてからぐうたらしよう。
posted by 6 at 13:41| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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