2005年06月28日

CARNATION

テンションの上がり下がりがあまりなく、
普段は感情が割と安定している人間なのだけれど、
さっきまでいかんともしがたい鬱々とした気持ちにやられていた。
「うーわ久し振りに来たよこれ」などと最初こそ少々懐かしんだものの、
所詮気紛れな落ち込みなわけで、いつ晴れるかわからない感情は鬱陶しいだけだ。
気晴らしにTVをつけたりネットラジオを聴いたりしてはみたが、
TVではいきなり流れて来たフリッパーズの「Groove Tube」に驚かされ、
ネットラジオでは今のこの状態にはちょっと辛いテンションのDJにやられ、
なんというか惨敗な感じ。
しかしいつ聴いても「Groove〜」はエロいねどうも。

じゃあ文字に頼ろうかなーなんつって、開いたのはなぜかCDのブックレット。
そばにあったのがそれだったってだけなんだけど、
CDを買って聴き込んでもまず歌詞は見ない自分にとってはかなり新鮮。
もう折り目なんか一個もついてない。5年前のCDだってのに。
それがCARNATIONの『LOVE SCULPTURE』だった。

CDは車に積んだままなので、ここの『LOVE〜』のページで試聴した。

「センチメンタル」とか。「幻想列車」とか。
試聴できるもう1枚のアルバムで、
「グレイト・ノスタルジア」とか。「New Morning」とか。

一瞬で引っ張り上げられた私は馬鹿者だろうか。
何度音楽に救われれば気が済むのかと呆れるやら、
音楽ってほんとすごい、なんだこの力はふざけるなと改めて思い知るやら。
しかもお手軽な試聴だもんな。タダですよタダ。

いつか書くこともあるかもしれないけど、
よくある理由で思い出したくない過去の数年間というのがあって、
なるべく思い出さずにいたら本当に思い出せなくなってしまった。
大事なこともあったはずなのに。まさしく後の祭りとはこのことか。
もう馬鹿にも程があるが、その頃の自分をかろうじて辿れる唯一の頼りが音楽、
このCARNATIONなんです。

CARNATIONを聴くことはその頃をうっすらと思い出すことでもあり、
それはまったくもって気持ちの骨が折れる作業で、
普段はそこに蓋をして聴いている卑怯者だ。

でもさっきまでの妙な感情は当時を思い出させるようなセンチメンタルで、
否応なく蓋をグリグリと開けてきやがった。
CARNATIONはそれに拍車をかけるかと思いつつ、
いとも簡単に私を引っ張り上げた。軽々と。
不思議だ。本当に不思議だ。

悲しみにも喜びにもリンクされている。
あるいはそのどちらでもなく感情の源に直結している。
雨が上がっていくのを目の当たりにしたような、
体がふわっと一瞬浮いたような、あの不思議な感覚。

なんというか、
「10年以上お世話になりっぱなしなんですけど、
これからもどうかよろしくお願いしますCARNATIONのみなさん」
と心底思った。

*試聴は『LOVE〜』 『SPY FOR THE BAND (SINGLES+more)』の2枚が、
 上記のページのdiscographyからできます。
 (右上真ん中のディスクからでもOK)

posted by 6 at 04:37| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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