2005年07月29日

カメ夫来訪

弟夫妻が毎年恒例のFUJI ROCKに出かけるため、カメ夫の世話を頼みに来た。
カメ夫はカメである。多分ミドリガメかなんかだろう。
先日の七夕祭りで釣ったらしい。よりによってなぜカメ。
ちなみにカメ夫というのは私が勝手につけた名前です。

にーすけが大興奮。もうカメ夫に夢中。
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カメ夫がいるよ
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飽きずに何時間も眺めている。たまにちょっかい出したりしつつ。
和む。

ちょっかい出した後はにゃにゃこと2人でごろ寝。
仲がいいんだか悪いんだか。
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*FLASHなしなので画像が暗くてごめんなさい。
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2005年07月27日

2円

なんでこんなに貧乏なんだ。
今現在、財布の中には2円しかない。
2円って。公園に住んでいる方々より絶対貧乏。これ確実。

昨日は母の送り迎えやにゃにゃこの転院先を探したりなんだりで忙しく、
財布の中身まで気にかける余裕がなかった。
コンビニで振込をしたときにたまたま会社帰りの父に会い、
父が買おうとしていたスポーツ新聞の代金を払ったら、残金300円弱。
後で足しておかなきゃと思いつつも夜は夜で忙しく、すっかり忘れていた。

今朝コンビニに寄って気づいた。
ガーン!100円玉が3枚ぽっちしかないよ。
あまりの貧乏さにちょっと笑いそうになりながら、
ぶどうパンとエビアンを買った。
パンのデカさがありがたい。半分食べたら腹一杯。
エビアンをチビチビ飲みながら、昼は残りの80円ちょっとでヨーグルトを購入。
そんなわけで今、財布には1円玉が2枚。
軽い、軽いよ。

電車で会社に行っていた頃もいつもこんな感じだった。
油断すると200円しかなかったりして、でもどうとも思わなかった。
会社には常にコーヒー紅茶お茶やお菓子があったし、
通勤はもちろん定期券使用だから問題ない。
とりあえず100円くらいあればしのげてしまうわけで、なんてことはなかった。
でもそれを知った先輩やら同期やらは「不安にならない?」と必ず言った。
不思議だ。大金を持ち歩く方が余程不安だよ。
1万円札を持つと無敵になる自分としては。

午前中、にゃにゃこが入院していた病院に、入院費の支払いの件で電話した。
何度か問い合わせていたものの、
まだ明細ができていないと延び延びになっていたのだ。
いろいろ合わせて10万円弱。
金額的には思ったより安く感じたが、
それ以外、にゃにゃこへのダメージを考えたら自分が恨めしい。
あのときはあれしかなかった。でもそれでは済まないこともある。
人間はどうして猫の言葉が話せないんだろう。

昨日診てもらった獣医さん(家から凄く近い)の話によると、
にゃにゃこは8歳くらいだそうだ。
ポツポツと出ている白髪と歯の具合から判断していたようだった。
自分で皮下点滴したい旨を伝えたら、
静脈ならできるけど皮下は…と難しそうな顔をした。
前の病院と同じかとがっかりしたが、
「仕方ないから」と冗談交じりに言いながら、往診してくれることになった。
本当はやはり自分でしたい。絶対にその方がにゃにゃこのストレスにならない。
でも病院に行くことを考えたら、まだ家での方がマシだろう。
お礼を言うと「可愛がってるからね」と言われた。
そのときは意味がわからなかったが、私がにゃにゃこをということなのか?
そんなん当たり前だ。
猫は可愛がられて愛されるために生まれて来るんじゃないか。
犬派だった私が言うんだ、間違いない。

今日は本当は休診日。先生は実家のお母さんをサーカスに連れて行くらしい。
帰ってくるのが20時頃になるけど、往診には伺いますと言ってくれた。
頭を下げる私に、うちにも同じような猫がいるんでと、事も無げに言った。

内弁慶のにーすけには、慣れるまで辛い思いをさせてしまうと思う。
ごめんね。本当にごめん。完璧な方法ってないんだろうか。難しいよ。
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2005年07月26日

現実とは無関係です

物事の見方や視点、好みは人それぞれだ。
天真爛漫、複雑、神経質、馬鹿。いろいろあるだろう。

想像のような小難しい話を繰り返して、経験していないのにわかった気になったり、
したくなかったのにぶち当たって、途方に暮れたけど知恵だけはついたりと、
浅はかさと行き当たりばったりの連続で生活というのは構成されている。

例えば映画を観て悲しく割り切れない気分になるのは、
私にとっては時間の無駄で最もくだらないことだ。
計算し尽くされた何かや不条理、映画になるようなものは確かにあるだろう。
でも嫌いだ。理屈ではなくて。
笑いの存在しない世界には生きられない。

癖のようなものだろうと思う。
朝起きるたびに「昨日は夢じゃなかったのか」と思うような日々でも、
目を凝らして笑いの種を見つける。それだけに心を砕く。
悲壮な顔をして笑っているのは本末転倒だろうと思いながら、
真っ暗だからこそわかる光みたいなものを必死に探すのだ。
何も考えていない振りをして。

サンボマスターは言った。
「悲しみで花が咲くものか」
あまりに端的に私の信条が叫ばれていて焦った。

そうなんだよ。それなんだよ。
わかっているから、悲しみを知っているから、そこでないところに花を咲かせる。
咲かせたいと思うのよ。

暗い気持ちになっている暇などない。
そんな暇があったらご飯食べて風呂入って寝る。


<今日のにー・にゃにゃ>

送られて来た諸々の魚をチェックするにゃにゃこ
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お前はふざけているのか
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2005年07月23日

にゃにゃこ捕まえたー!

9時頃、無事捕獲しました。
焦ったじゃないかー!

即病院へ連れて行き、虫取り網で捕獲したと言ったら、
先生・看護婦さんともに大笑い。必死だったんだよ……
アパート(の駐車場の車の下にいた)の人には不審な顔されるしさ……
朝っぱらから頭ボサボサで風呂にも入っていない小汚い女が、
虫取り網片手にうろついてたら通報されても文句は言えなかったかもしれん。
しかしよかった。

にゃにゃこは変わらず。
何事もなかったかのように甘えまくりでこっちが困惑だ。

お騒がせしました。
メールで心配してくれた友人もどうもありがとう。
とりあえずのご報告でした。
posted by 6 at 11:12| 埼玉 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月22日

にゃにゃこがいた

母親からの実況によると、今現在家の前の駐車場にいるらしい。
最初に電話がかかってきたのが今から1時間半前の16時50分。
ひょっこりと現れて、母親が水を持って行くとゴクゴク飲んだそうだ。
「なんか凄い剣幕で鳴いてたよ!ウニャ!ウニャ!ウニャ!って」

よくよく聞くと、私が万一のことを考えて役所関係に電話していたときに、
母は母で近所をまたたび片手に捜索していたらしい。
で、2箇所でにゃにゃこに会った。
最初は家から100mも離れていないタバコ屋さんの角の、
水が流れておらず、蓋の開いていた下水口からピョコンと顔だけ出していた。
「にゃーにゃーこー」と声をかけたら頭を引っ込めてしまったらしい。
次は裏のアパート。ここも以前のにゃにゃこの散歩コースで、
勝手知ったるなんとやらなのだろう、段差を軽々と越え、
いかにも楽しそうに散歩していたらしい。
それから通りかかった近所のおじさんに猫を探していることを話したりしつつ、
一旦家に戻ると今度は駐車場にいたという。

ウニャウニャ言いつつも頭を撫でさせ、お腹を見せて撫でて撫でてとアピール。
捕まえられるだろ!と私ですら思うのだが、いかんせん駐車場の位置が高いのだ。
私ですら跨いで上がるのに一苦労で、それをした上で捕獲となると、
母には超超大仕事になってしまうだろう。
にゃにゃこも怖がるだろうし無理強いはできない。
「どうしよう!」と電話してきたので、
捕まえる捕まえないじゃなくて、とりあえず撫でてやってと頼んだ。

その後電話をかけ直して結果を聞いたら、
よせばいいのに母はあの塀をよじ登ったらしい。
にゃにゃこはびっくりして車の下に逃げ込んだようで、
でも遠くには逃げておらず、まだそこにいると。

何で今日に限って仕事なんだよーちーきーしょおおおおおお!

今のところはとりあえず無事な様子でほっとした。
しかしどうやって捕まえるか……
どなたかナイスアイディアがありましたら、是非教えてください。うおー
posted by 6 at 18:25| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

にゃにゃこがいなくなった・1

(すみません、かなり暗いです。今回はどうぞ読み飛ばしてください)

今朝にゃにゃこが脱走した。

「にゃにゃこが外に出ちゃった!」と叫ぶ母の声に起こされた。
転がるように階段を降り慌てて外を見ると、
すぐそこ、手の届きそうな近くでにゃにゃこが草を食べている。
親の話によると、いつもほんの少し開けている大きな掃き出し窓の、
もうボロくなってしまって補修テープでしのいでいた網戸のわずかなたわみ、
そこから体を押し出すようにして出てしまったようだと。
冷静を装い「にゃにゃこー」と呑気な声を出し、こっちを見ていることを確認。
玄関に走りスニーカーを手に戻り、履いて窓から外に出た。
相変わらず草を食べている。病気のせいで胸焼けがするのだろう。

「落ち着け落ち着け」と口の中でモゴモゴ言いながら近づく。
でもこの距離と状態では捕まえられないこともわかり、
母に猫トイレ掃除用につかっているビニール手袋を持って来てもらった。
滑り止めのためだったが、病院にいくときにも使っていたものだったので、
警戒したのかさらに離れてしまった。
家の中に戻り、バスタオルをひっつかんで再び外へ。
家の隣は畑なのだが、そこは以前のにゃにゃこのテリトリーというか庭。
大きなとうもろこしの木(あれはもう木だ)の間に座り、私をじっと見ている。
私が近寄るたびに遠ざかる。
夏で生え放題になっている雑草も邪魔をして、逃走経路が凄く見づらいのだ。
にゃにゃこはそのまま小走りに逃げ、畑から家の敷地に戻り、
裏庭を通って隣家の方へと消えてしまった。

書いていても本当に悪夢を見ているようだ。長い夢だな。

今日はどうしても仕事を休めず、時間ギリギリまで粘って探したが、
そのときはそれっきり姿を見つけることができなかった。
しかし重苦しく出勤準備をしていたら、にーすけが畑の方を見て鳴いた。
「にゃにゃこいた?」と見に行くも、姿は見られずじまい。
いないよな…とがっかりしながら用意をしていたら、
にーすけがいた場所に今度は母が立ち、畑を見て「いた!」。
とうもろこしの木のさらに向こう側で、またも草を食べている。
「にゃにゃこー」と声をかけるとこっちを見るのだが、
そのまま(母いわく「悠々と」)歩いて行ってしまい、物陰に消えた。

2年近くをこの近辺で過ごしていたにゃにゃこは、
当然どこが快適で目に付かないのか等は知り尽くしているだろう。
多分日本一暑いこの場所で、日中に出歩くとは思えない。
夕方から朝方にかけてだ。重点的に探すのは。
どうせ最近はほとんど寝ていない。何も辛いことはない。

入院中、にゃにゃこの状態に改善は見られなかった。
それどころか退院直前には今までで最も悪い数値になってしまった。
毎日病院に通い、病室に人気がないのをいいことに、
1時間以上撫で、声をかけ、どうにかして食欲が出ないかと考え抜いた。
日に日に、多分数値云々よりもストレスでうつろになっていくにゃにゃこ。
回復することを信じて私のエゴでここに閉じ込めた。
でも多分、それはもう望めない。決めなきゃいけない。そのときが来たのだろう。

主治医が様子を見に来たときに言った。
「これ以上はもう無理なら、連れて帰りたい」
主治医は頷いて、退院の仕度を整えるために病室を出た。
家に電話をかけた。
「これからにゃにゃこを連れて帰る」、
だからにゃにゃこの部屋の床を拭いておいて。
そう言いたいのに後が言葉にならない。
受話器越しに、母の「もう良くなったの?」と弾むような声が聴こえる。
いい大人なのに小さく声を上げて泣いた。
どうしても言葉が出なくてしゃくり上げるだけの私に、
母も事情を飲み込んだのか口調が変わった。
「あんたちゃんと帰って来られるの?大丈夫なの?」
帰れるよと思いながら、
「もうこれ以上は厳しいなら連れて帰るって、私が言った」とだけ、
無理矢理口から押し出した。
母は「仕方ない。仕方ないね。その方がいいよ」と、
自分を納得させるかのように呟いていた。
posted by 6 at 16:09| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

にゃにゃこがいなくなった・2

病院で一回り痩せてしまったにゃにゃこだったが、
家に帰ると入院以前と同じように階段を昇り降りし、
ケージの上に飛び乗り、飛び降りていた。
食欲は余りないにせよ、病院にいるときよりは格段に食べる。
一度に食べる量がほんの少しなので、時間を置いて何度か出すのだが、
完食とはいかないまでも結構な量を食べてくれた。

何をしていても泣けたが、せめて気分良く楽しく過ごして欲しい。
そのためなら悪あがきでもいい、何でもする。

以前弟のお嫁さんが見ていただいたことのあるホメオパスの先生が、
本来の専門は猫だということを夜中に思い出し、メールで問い合わせてみた。
緊急だということで翌朝すぐに連絡をいただき、
偶然にも同じ市内に在住ということでその日にお会いすることになった。
にゃにゃこ用のレメディー(西洋医学のものとは異なるが、薬に当たる)を処方され、
存分に話し、落ち込まずにこれからを考えようと言われて心強かった。
主治医と家族以外では猫の話はほとんどしてこなかったので、
苦しいときに相談できることがありがたかった。

その帰り、日帰りでの点滴をしていたにゃにゃこを迎えに行き、
主治医に「自宅で皮下点滴をしたい」と希望した。
これで多少はにゃにゃこのストレスは軽減されるはずだ。
やったことなどもちろんないが、やっている飼い主の方はたくさんいる。
長い間にゃにゃこの中で頑張ってくれた留置針を抜き、
週明けくらいにその方法を教えてもらうことになった。

それが昨日。
私が泣くことをやめた瞬間に、にゃにゃこは脱走してしまった。

外に出たいからという単純な理由ではなく、
ある強固な本能に動かされての脱走なのかもしれないこともわかっている。
にゃにゃこと一緒に暮らしたいと思うことすら、
彼女にとってはストレスなのかもしれないとも思う。
だけどどうしようもない。一人で死なせるわけにはいかない。

にゃにゃこ。
今にも雨が降りそうな空だけど、裏の家の縁側の下かなんかに避難してるんだよ。
待ってて。
posted by 6 at 16:05| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月19日

キラキラパノラマ

昨夜、布団の上に寝転がりながらTVを見ていたとき。
ついていたのはスカパーのスペースシャワーTVだった。
スカパーを見ているときは大抵スペシャかMUSIC ON TVかVMCで、
中でも淡々と音楽だけが流れている番組ばかりを選んでしまうのだけれど、
昨夜もそんな感じでぼんやりと眺めていた。

流れていたPVでは傘を持った可愛い女の子がウキウキ歩いていた。
映像はちょっとセピアがかっていて、でもなんともカラフルな空気で、
弾むような女の子の気持ちとシンクロするかのような音符の数々。
軽やかに転がっている。キラキラとコロコロと。
私もいつしか目に力が入り、ペンと紙を探して起き上がった。
曲が終わったとき、画面左下にバンド名と曲名が出る。
それを逃すまいと、とりあえずそこらにあったマッキーを握り締めた。

それにしても大勢だな!なんかいっぱいいるよ!
PVの後半はLiveの風景なんだけど、もうステージから溢れるほどの人数。
もしかしたらお客さんより多いんじゃないかってくらいな状態。
揃いのTシャツで、一人残らず楽しくて楽しくてたまらない表情をしている。
ふとそばにいたにーすけを見ると、普段はTVは完全無視なくせして、
何故かきちんと座って画面に釘付けになっている。
さっきまで猫ベッドでウトウトしていたはずなのに。

Panorama Steel Orchestra
曲が終わり、画面にはそう表示された。曲名は「ZULU CHANT」。
マッキーでティッシュの箱に殴り書き。パノラマスティールオーケストラ。

パノラマ!確かにパノラマだ。
コロコロとキラキラとどこまでも広がって行くような、
賑やかで柔らかなスティールパンの音色。
何か、何というか夏なんだ。陳腐な表現で申し訳ないけども。

久し振りに音楽を聴いて浮き立つような気持ちになり、
喜びの余りamazonで注文してしまった。
一刻も早くじっくり聴きたいがための行動だったが、
よくよく考えたら私はレコ屋じゃないか。
なんなんだ。子供か。

早く来ないかなー。楽しみ。

(「ZULU CHANT」のPVは上記のページで見られます。
女の子が表情豊かで本当に可愛いです。2回見たけどまだ見たい)
posted by 6 at 22:15| 埼玉 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月18日

寂しい

ここはにゃにゃこの指定席
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にゃにゃこいない……
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さびしい……
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と思ってるかどうかはわからねど、
クンクンと匂いをかいではよくそこに寝転がっているにーすけ。
明らかに元気がなく、意気消沈しているのがわかる。

にゃにゃこも同じ。
検査の数値は徐々に徐々に下がっているけど、病院で元気一杯なはずもなく。
毎日様子を見に行っているけど、帰るときが本当に辛い。
一度閉めたケージのドアをまた開けて、顔を一撫で。
今度こそとドアを閉め、また来るよと声をかけて手を振るのに、
顔を見るとどうにもダメでまたドアを開ける。その繰り返し。
本当に馬鹿で困る。

今日も暑かったなあ。
あまりにも暑くて気づいたら昼寝していたのだけど、
目が覚めたら茹で上がっていた。汗だく顔真っ赤。
真夏の昼寝は気持ち悪いけど気持ちいい。
posted by 6 at 21:50| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月17日

日曜午後の雑談

TOPページがまっさらだ。ここまで何もないと気持ちがいい。
早く直りますように。見てびっくりしたよ。

ユースケ・サンタマリア ナインティナイン 
KABA.ちゃん ベッキー 奥田民生 夜のタモリ


思いつくまま好きな人々を挙げてみた。
KABA.ちゃんやベッキーはともかく、他の人たちは昔から好きだ。

私の中のユースケは暗い。凄く暗い。
何でか知らないが背中を丸めて新聞を読んでいるイメージがある。
「死んだ魚の目をしてる」だなんだといつもタモリにいじられているが、
本当にそのとおりだと思う。あんなにもやる気のない人は珍しい。
珍しすぎてじっくり見ては「ああ今日もやる気がないな」と安心する。
でも好きなんだよな。なんでだろ。

ナイナイは同世代で、なんとなく思い入れがある。
昔は私の中のお笑いと言えばダウンタウンだったのだけど、
いつのまにか同級生に取って代わっていた。
数年前、私生活がしんどかったときにめちゃイケには随分お世話になった。
放っておくと笑えなくなりそうな自分が恐ろしく、
ビデオを何度も繰り返して見ては笑うことを心がけていた。
その癖は今でも変わらない。
見る暇がなくて溜まっていく一方だけど、ビデオは必ず録ってしまう。
めちゃイケがなかったらと思うとほんと怖いよ。

KABA.ちゃんは……私にないものをすべて持っている男。
「キャー!」とか。「やっだー!」とか。

ベッキーは、以前見たNHKの番組(地方に行き、そこの地元の人々と触れ合う)で
心底感心したことがあって、それ以来かなり好きだ。
芸能人芸能人したところが微塵もなく、
本当にサラリと、スーッと土地の人に溶け込んでいた。
押し出しがちな芸能人オーラをうまく操れるように見えた。
あんなに厭味や癖がない若い女の子を久々に見た。

奥田民生は佇まい。あの人は何であんななんでしょうね。不思議でたまらない。
若い頃はそれでもまだ尖っていた気がするけれど(髪型然り)、
ソロになってから悟り度が一気に増し、同時にジジイ化も進んだ模様。
本当に素晴らしい。Tシャツが似合うおっさんは素敵だ。

タモさんは夜限定。昼間も嫌いではないけど、夜のタモさんが本物。
タモリ倶楽部は私にとって見逃しやすい時間帯で、
しょっちゅう悔しい思いをするのだけど、
たまたま見ることができたときは幸福感に包まれる。タモさんラブ。
だが(滅多に見ないが)ミュージックステーションのタモさんは何か辛い。
早く帰っておいでよ……と言いたくなる。

雑談雑談。今日は雑談。
それはまるで日曜午後の再放送だらけのTVのような。

昨夜は物凄い雷雨だった。停電込み。
雹かなんかも降っていたようで、窓や壁に当たる音がやかましかった。
雷が鳴るとなぜ人は驚いて声を上げるのか。
一つ落ちるたびに、母親が「うひょおおお」だの「うわはあああ」だの、
意味不明な叫び声を上げていてまいった。
posted by 6 at 16:23| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月15日

車に乗る

学生さんの夏休みが近づいているせいか、
町中で教習車を見かけることが多くなった。

車の免許を取ったのは26歳の時だった。
前の会社を辞め時間があり余っていたのと、
当時いんちきバサーとあまりうまくいっておらず、
ヤツの鼻を明かしてやりたい、驚かせてやりたいという一心で、
ある日突然思い立って取りに行くことにした。

バサーは思い出すたび呆れ返るほどにいんちきな男だったが、
いつも私を車で送り迎えしてくれていた。
往復で100qは優にかかるし、遠出したらそれでは済まないのだが、
どんなに眠くても私を家まで送り届けてくれていた。
自分で運転するようになって最初にわかったのがバサーの偉大さだった。
いんちきだったが優しくていいヤツだった。
「俺○○(私の住む町)にどんどん詳しくなってる!何の得にもならねえ!」
といつも笑っていた。
ちなみにバサーのナビもありもしない道を平気で表示してバサーを迷わせるなど、
恐ろしいほどのいんちきぶりを発揮していたのを今思い出した。

それまで免許を取らなかったのは興味がなかったからで、
車が欲しいと思ったこともなかった。
移動手段は徒歩か自転車。遠ければ電車。
近からず遠からずといった微妙なところには基本的に行かない。
会社などでは凄く珍しがられた。田舎なのに免許がないなんてと。
ほっといてくれよ。

教官はずっと同じ人で当時30代前半の男性だったのだが、
なんだかおしゃべりでやかましかった。
「今日は昼にそばを食べました。昨日もそばでした。そば大好き」
「社員旅行で東北に行くんですよ。お土産にリンゴ買って来ますよ」
「カラスが何かをくわえて飛んで行きましたよ!多分木の実」
助手席で、もうずーっと喋ってる。毎回毎回。
「40キロって遅く感じますよねー。もっと出したいですよね」
と言われたときは、思わず「は?」と、真顔で聞き返してしまった。

見きわめやら検定やらを一度も落としたことがなく、
それまでは軽やか過ぎるくらいに順調に進んでいた私だったが、
もはや特技とすら思える方向音痴ぶりが災いして最終段階で躓いた。
いきなり地図で目的地を指されて「ここに行け」って、
そんなもん行けるわけがないだろう。
車なのにうろうろと路頭に迷っている私に、
あれだけおしゃべりだった教官がいつしか地蔵のように押し黙り、
「これじゃあ免許取ったとしても先が思いやられますね」とポツリとこぼした。
ただでさえ目的地がわからずイライラしていたところにその言葉。
「免許取ったらナビつけるからいいんです!!!」
自分でも驚くほどの勢いで教官相手にキレた。

その日の帰り、その教官に呼び止められた。
「本当はいけないんだけど」と言いながら、こっそりと路上教習用の地図をくれた。
誰にも言わないでくださいよと念を押されてありがたく受け取ったが、
無事卒業検定に受かった後、さっさと教習仲間の女の子にあげてしまった。
なんというか人でなしだった。

いいよなあ車は。1人になれるところが本当に素晴らしい。
旅をしているとつくづく思うが、
私は移動するために生きているようなところがあって、
飛行機などに乗ろうもんなら発狂せんばかりにテンションが上がってしまう。
それとまでは行かないまでも車は手軽にトリップできる最高のツールだ。
実際にハンドルを握るようになってしみじみそう思った。

結局バサーとはそのままダメになってしまったけれど、
その後免許を取ったことを報告したら、
私のそれまでのぐうたら振りを熟知しているだけに物凄く驚いていた。
珍しく褒められたのもあの時だったかもしれない。

それから何年か、年賀状には「運転気をつけて」と必ず書かれていた。
信用ないなあとちょっと情けなかった。
posted by 6 at 14:58| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月14日

残念

今日もにゃにゃこの様子を見に行こうと夕方病院に電話したら、
にゃにゃこのいる部屋は半分がオペ室になっているらしいのだけど、
ちょうどオペ中で面会は無理とのことだった。
顔を見るだけでいいから時間が遅くなっても構わないと言ったが、
かなり時間のかかるオペらしく、終わるのが20時以降になると。
ああ残念。まさかオペが入るとは。というかあそこが兼オペ室だったとは。
にゃにゃこごめんね。また明日会いに行くからね。
待っててね。

昨日の夕方、母と一緒に面会に行ったときは、
ケージの中、奥の隅の方に緊張して小さくなっていた。
ご飯にも手をつけていなかった。
にゃにゃこ、にゃにゃこと母と2人でうるさいほどに声をかけながら、
扉を開けてもらい、手を伸ばして体に触れた。
ビクビクッと背中を強張らせたが、構わず撫で続けた。
しばらくすると「ニャア」と掠れた声で鳴き、
ケージの中に響き渡るくらいの大きさでゴロゴロ言い始めた。
嬉しかったなあ。

やはり顔を見ると安心する。
昨日は何をしても心ここにあらずな感じで笑うこともできず、
店でも普段はしないような細かい仕事に没頭していた。
手先を動かして意識を飛ばすような感じを心がけていたけど、
ふと戻る、頭の上が塞がっているような、
重くて仕方ない気持ちにはやっぱりやられた
携帯の待ち受けにしているにゃにゃこの画像を何度も見た。

にゃにゃこがいないと寂しいのはにーすけも同じようで、
昨日は一日中にゃにゃこのいないケージの上で寝ていたらしかった。
今日もしきりに居間の入口や勝手口の方を気にしていた。
いつもにゃにゃこがいる場所なのだ。

看護士さんとの電話によれば、今日はご飯をたくさん食べたようだ。
緊張しているのは変わらないようだけど、
それでも食欲が出てきたということは昨日よりはいくらか落ち着いたのだろう。
よかった。
あー、なんつーかな、ほんとよかった。

夕飯を食べた後、にーすけはにゃにゃこの部屋を覗いていた。
一緒にもうちょっと待とうね。にゃにゃこも頑張ってる。


暗い話でほんとごめんなさい。
って身内以外で読んでくれてる人がどれだけいるのかわからないけど
(アクセス解析の見方もよくわかっていない馬鹿者なのですよ)、
って身内には暗い話が許されるのかと言われるとまた困るのだけど、
ともかくごめんなさいね。

ポピー.JPG ポピーa.JPG
「峠を越えれば花の里」。
以前親友に言われた言葉が心の支えだ。
posted by 6 at 21:25| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月13日

入院

にゃにゃこは今日からしばらくの間入院することになった。
月曜にした血液検査の結果がかなり悪く、
今までの皮下輸液ではちょっと厳しいため、
効果が出やすい静脈点滴を行うことになった。

3月に保護して入院したときはこれで復活した。
けれど貧血の症状などはその頃よりも少しずつ進行しており、
輸液や点滴でさらに進んでしまうことがあると思うと何とも言えない。
それでも今の状態よりは良くなることを信じたい。

にゃにゃこはどれだけ具合が悪くてもご飯に口をつけ、甘えてくる。
無理しなくていいんだよと言っても、出された分を時間をかけて食べ切る。
甘えるために突進してくるのだが、おでこや鼻先を押し付ける力は驚くほど強い。
私が水の器などを持っていてもお構いなしで(当たり前だけど)、
自分が体当たりしたために床にこぼれた水に自分で驚いていたのには笑った。

9時過ぎに病院へ連れて行った。
無事留置針を入れることができたろうか。
どんな状態でいるかが容易に想像できることが辛い。

仕事から帰ったら様子を見に行く。
猫の神様、ちょっとだけにゃにゃこに目をかけてやってください。

にゃにゃこ、ごめんね。もうちょっと辛抱してね。
posted by 6 at 10:53| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月11日

虫には強気な男

クワガタ発見
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にーすけ超凝視
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びろーん
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健闘空しく……
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この辺にもまだクワガタがいるんだなあ。
網戸越しに見たときはデカいゴキブリかと思ってしまった。
この後、クワガタはブスブスと網戸に穴を開けながら、
無事すだれの内側から脱出して行きました。

それにしても今日は暑い。あんず棒が美味しいなあ。
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2005年07月10日

お祭り

地元では七夕祭りの真っ最中だ。
ピンクや黄色のピラピラした飾りが竹にくっついて垂れ下がっている。
ボーッと歩いていると、それらに行く手を阻まれるのが腹立たしい。

鬱陶しいのだ。
まず人が多い。ワラワラワラワラ。何かいっぱいいるんだ昼間っから。
おまけに車が虐げられる。いつも通る道が通行止めだ。
そうなるともうどうしたらいいかわからない。
方向音痴でわが町の道路事情すらろくにわかっていない私には辛すぎる。
よく知らない道を通ろうものなら祭りに浮かれた馬鹿者どもが、
歩行者天国でない普通の道路だってのに異様に歩道からはみ出して大はしゃぎだ。
おっかなびっくり運転するこっちの身にもなれ。
なんなんだ。

どうせそこらに出ているテキ屋であんず飴買ったり型抜きしたり、
勢いでくじ引きしちゃって貰った景品を後になって持て余したりするんだ。
特に金魚には要注意だ。何であんなに掬って行けオーラが出ているのかがわからない。
まかり間違ってポイを手にしてしまったら最後。
祭りの金魚はすぐ死んでしまうと思われがちだが、
家の金魚は少なくとも6年は生きた。3匹掬ってみんなデカくなった。
軽い気持ちで手を出すもんじゃない。やつらはなかなかしぶとい。
ずっと世話しなきゃいけないのがもう面倒。
中学から短大まで面倒を見たが、最後の一匹が死んでしまったときには
20歳過ぎてるってのに友達の前で泣いてしまったじゃないか。
なんなんだ。

まあそれも今日で終わりだ。
店の客層がいつもとは違うのもひとまず落ち着く。
祭りは子供のものだから仕方ないが、祭りの最中はものの見事に子供しか来ない。
しかし子供は買わない。買わないのに物凄く長居する。
「涼しい〜!」とか嬉しそうに入って来るんじゃない。
無闇に話しかけてくるのもやめてくれ。
差し入れなんかに心が動くと思うなよ。いいからとっとと帰れ。
なんなんだ。でもありがとう。


それにしても夜の8時まで開いている動物病院でよかったと思った昨日だった。
暗い夜も明けたらこんな空だ。
些細なことに喜びを見出すのは特技だが、履歴書には書けないしな。
あと両手の親指が直角に曲がるとか、手のひらが360度回るとかそんなんばっか。

DSC00202.JPG
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2005年07月08日

電車の恋・1

世は電車男だそうだ。ちゃっかりビデオに録画しておいた。
ドラマはほとんど見ないが勢いよく流行に乗った。
チビノリダーがあんまりにもリアルで、
各番組に番宣で出ているのを発見するたび、なんかジロジロ見てしまう。
ほんとにねえ、アニメのDVDを買いにくるお客さんそのまんまの姿でねえ。
さすがにケミカルウォッシュのジーパンはないが。

電車での恋、結構よくあることみたいで、私も今までに4度くらいあった。
通勤通学に電車を使っていたのが計7年だから多くはない。
というかいつも不思議に思っていたのだけれど、
大抵疲れきった顔で体で乗っているにもかかわらず、
何を見て何を思って気持ちを傾けてくれるのかと。
満員電車にニコニコしながら乗っている人間なんていない。
経験したことのある人ならわかりすぎるほどだと思うが、
狭い車内はいつも殺伐としていて、
押すか押されるか、取るか取られるか(席を)の仁義なき戦いだ。
友人がいつも言っていた。「電車の中では性格が変わっちゃう」と。
誰もが認める優しくて穏やかな彼女からしてそうなんだ。ましてや私など。


大昔の話。
その人はいつも近くに立っていた。
会社帰り・下りの快速電車、確か6両目一番後ろのドア。
別の車両で痴漢にあって以来、私はそこから乗るようになった。
その人も同じ時間・同じ車両・同じドアの同じ場所にいつもいた。
大きな駅なので物凄い混雑で、踏ん張っていないとあっという間に流される。

私はいつも音楽を聴いていた。
会社から一歩出たらまずイヤホンを耳に突っ込んで音楽。
当時は仕事がかなりハードだったので、
気持ちを切り替えるために意識してそうしていた。
車内では人を探しているか外を見ているか寝ているかのどれかで、
いつもボーッとしていた。何度も言うが疲れていたからだ。

何かこの人いつも近くにいる気がする。
そう思い出したのは確か真夏。その車両に乗り出してから2ヶ月くらい経った頃。
いつも何となく私の近く、しかも背後にいるのだ。
最初は偶然だよな、だって私だし目が合うわけでなしとか思ったが、
さすがに毎日となるとちょっと気味が悪くなり、
確かめようと別のドアから乗ってみた。
いつもの場所からいつもどおり乗ったその人が、いつになくキョロキョロと、
まるで落ち着きなく誰かを探しているかのような素振りをしているのが見えた。

そして半袖が長袖に変わって肌寒くなった頃、
その人が私の降りる駅で降りるようになった。

気味の悪さは最高潮に達していた。
用事があるなら話しかければいい。
コンビニにまでついて来たんだからできるはずだ。
それをせずにただ見送られるのみで、何を考えてやがるのかさっぱりわからん。
何度目かに降りて来られたときは電話ボックスに避難した。
友人に電話をかけ、その人が姿を消すまで話に付き合ってもらった。

その日は特に疲れていて、判断が鈍っていた。
下車したときにまたその人も降りたことを確認したが、
何かもうそれすらもどうでもいいと思うようなやさぐれぶりだった。
ぐったりしながら真っ直ぐに自転車置き場へ向かう途中、ふと気づいた。
私がいつもイヤホンをしているから話しかけて来ないのか?
まさかなと思いながらも、多分初めてその場でイヤホンを外した。
疲れが怖さの上を行っていたんだろうと思う。
その途端、その人が私を追い越した。そして振り向き様言った。

「私は耳が聴こえません」

いきなりで、しかもかなりの掠れ声だったので何が起こったのかわからず、
足を止めて必死に言葉を聞き取ろうとしながら私は頷いた。

「好きな人はいますか?」

その人は「人」のところで親指を立て、私に訊いた。
どうしようと思ったが、正直に言った。頷きながら「はい」と。


(何か長くなったので一旦切ります。ダラダラですみませんね)
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電車の恋・2

長くてごめんなさいよ。まさかこんなことになろうとは。
続きです。


その人が落胆したのがはっきりとわかった。肩が落ちたのが見えたのだ。
しかし一瞬ののちに微笑んで頷いた。

「ありがとう。それじゃ」

それだけだった。そのままくるりと元来た道を帰って行った。
何ヶ月も何ヶ月も、これを言うためだけにこの駅で降りていたのか。
話しかけられなかったのは、やっぱり私が音楽を聴いていたからだったんだ。
誰だって、自分の都合で相手の邪魔になることをするのは嫌だ。それが一瞬でも。
だから私がイヤホンを外す瞬間を待った。

そして私の好きな人もまた、その電車の同じ車両にいた。
私に「彼氏」でなく「好きな人」の存在を訊いたことからもわかるように、
その人は知っていたと思う。
私の視線の先を辿り、ガッカリした表情を浮かべていたことが何度となくあった。
それは多分、彼がいないことに気づいて落胆する私と似ていただろう。

だからこそ思った。その勇気はどこから来るのだろうと。
もし耳が聴こえなかったとしたら、
私は好きな人に気持ちを伝えられただろうかと。
好きな音楽を聴きながら姿を見ているだけで、
満足と自信のなさをすり替えているような小心者の自分。
答えは明白だった。

泣きながら家に帰った。理由のわからない涙が止まらなかった。
心配した友人が家に来てくれたが、うまく言葉にならなかった。

数日後、私はその人に手紙を書いた。内容はあまり覚えていない。
多分ありがとうとかごめんなさいとか、そんな感じだったろう。
場所が少し離れはしたものの、同じ車両であることには変わらなかったので、
降り際に手渡した。凄く驚いた顔をしていたのを覚えている。

その後、私の降りる駅でまたその人に話しかけられた。
話がしたいと言われたので、当時あった橋の上で並んで話した。

そんなこともあろうかと筆談用に用意してあったノートを取り出すと、
笑って首を振って、「ゆっくり話してくれれば口元でわかるから」と言われた。
どうしてもわからなかったら書くよと。何だか無知な自分が恥ずかしくなった。

名前や住所、年齢や仕事など。
自分が1歳年下だと知ると落ち込むような顔をしたり、
互いの職種がかなりつながりのあるものだとわかって喜んだり、
何だか純粋で可愛らしい人だった。
耳は生まれつき聴こえなかったわけではなく、幼い頃に出た高熱の後遺症だそうだ。
双子の兄弟がいると言っていた。
同じ顔をしているのに一方は耳が聴こえ、一方は聴こえない。
思うことすら無責任だとはわかっているが、切なかった。

凄く寒い日で、私の震えが止まらなくなったのをきっかけに解散した。
別れ際に1枚ガムを貰った。トライデント。今もあるのかな。

それからしばらくして、帰りの電車を待っていた私の前にその人が立った。
「これから飲みに行くんだ」とジェスチャー付きで言いながら、
私に折りたたんだ紙を差し出した。

記憶はそこで途切れている。
私はちゃんと手紙のお礼を言えただろうか。
たとえば「飲み過ぎないでね」と笑って言えただろうか。

手紙には私を応援する言葉だけが書かれていた。
「好きな人を諦めないでください」と。
その後も時々姿を見かけたが、もう話すことはなかった。


ああヘコむなあ。思い出すと必ずヘコむんだこれ。
なんか電車つながりだなーと軽い気持ちで書き始めたらこれですよ。
しかも長編。無駄に長い。まとめるのが下手ですみません。
読み飛ばしてください。

『愛していると言ってくれ』は見ることができなかった。
ちょうど同じようなタイミングで、何でこんな偶然があるんだと恨めしかった。

時々思い出すたびに、その人が幸せであるように結構本気で祈ってしまう。
posted by 6 at 04:44| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月06日

最近のお2人

「撫でろ撫でろ撫でたらご飯くれ」の図
DSC00193.JPG 

足とか手とか、どこかしらにくっつく甘ったれのにゃにゃこ。


ご飯後、雨降りの外を定位置で眺める
DSC00189.JPG

クッションの上でなくいつもここで。風が当たる場所だから気持ちいいのかも。


一方2歳男子の定位置はこちら
DSC00176.JPG

親の寝室から外を見張るのが夕飯後の使命。片時も目を離さない。


だけど本当は眠いらしい
DSC00188.JPG

この後にゃにゃこが部屋の入口に来て、にわかに興奮しだしたにーすけだった。


夜中の4時にじゃれてんだかケンカしてんだか大騒ぎして私に怒られた2人。
だからといって懲りるわけでもなくドタバタドタバタうるさいのなんの。
朝出掛けに見てきたら、ケージの上に2人で同じ姿勢、
ちんまりと丸くまとまって眠そうにしていた。置物かと思った。

posted by 6 at 12:26| 埼玉 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月05日

染み込む

季節の変わり目を街中に漂う匂いで感じたり、
ヘコんだ気持ちを奮い立たせるために、好きな香りの中に突っ込んで行ったりと、
生きて行く上では結構鼻の存在も馬鹿にできないと思う。
美味しいものを食べたり好きな音を聴いたりと、
ポジティブへ向かう方法はいろいろあれど、
匂ったり香ったりは何しろ手っ取り早いのが良い。

友人とビアガーデンに行ったときのこと。
なぜか「生中」という言葉がツボで、「生中」「生中」とアホのように注文した。
テーブルにはジョッキの山。
ビールは即排出される水道管のような便利な体をフル活用して、
飲んでは出し飲んでは出しを繰り返していた。
何度目かも忘れるくらいのトイレをこなし、手洗いの前に立つ。
温い水に濡れた手をハンドタオルで拭き、そのまま何となく顔の下半分に当てた。
すうっと息を吸い込むと洗濯物の匂い。うちの匂いだ。
その瞬間、酔いがパッと醒めた。

気づけば7月の上旬で、今年も半分が終わった。
半年前にはセーターやらコートやら着ていたことが信じられない。
重度の冷え性で、常に爪の根元が紫色になることや、
下手したら21世紀だってのに霜焼けを作ってしまう昭和チックな人間としては、
とにかく一刻も早く春を!いやなんならいきなり夏でも可!と思うわけです。
冬から春へ、春から夏へと切り替わるときにもまた匂いがして、
それを感じることができた瞬間は本当に心が躍る。
春になる瞬間は何となく埃っぽい。色でいえば山吹色で、暖かな空気。
夏を実感するのは夕立前後のあの湿っぽさ。
雷のオマケがつくところなんてさらに良い。夕立は大好きだ。

猫の寝込みを襲ってお腹に顔を埋めるのもやめられない。
どうしてあんなに温かで幸せな匂いがするんだろう。
これまたほんの少し埃っぽくて、でも干した布団の匂いのようでもある。
「うーおー!いい匂いー!たまんねえ!」等と叫びながら匂う匂う匂う。
鬼畜だ。

会社員時代、給湯室で女の先輩たちと話をしていたときのことだ。
高橋さん(男・実名)がプラッと入ってきた。
私の前を通り、多分ゴミか何かを捨てた。
すると嗅いだことのある香り。普段はつけない香水をつけていた。

社内恋愛の相手とデートだな!今日は金曜だしな!
隠してるけど課の全員にバレてるぞ!社内メールでラブレター回してるんじゃねえ!

そんなことを思い、脳内でニヤニヤしながら「○○(香水名)だ」と呟いた。
高橋さんは「お前何で男の香水まで知ってんだよ!」とうろたえて、
「何かいやらしいヤツがいる!」と喚きながら出て行った。
いやらしいとは失敬な!と憤慨しながらも、
そういえば何でわかったんだろうと我ながら不思議に思った。
香水には全く詳しくない。自分がつけるものしか知らない。ましてや男物など。

しかしすぐに思い出した。
10代の頃、大好きだった一回り年上の男の人が好んでつけていた香りだった。
一瞬香っただけ、過去の一部に触れただけで、
通い詰めた東京の街や、歩きなれた坂道、とても広く見えたスーツの背中、
疲れて帰る電車の中の光景を一気に思い出した。
そして一生懸命すぎて今思うと泣き笑いな感じになる、あの頃の自分をも。

思い出ごとに鼻先をかすめる香りが違う。
嗅覚が最も思い出に染み込むものらしい。


散々書き散らかして今さら何だが、これ全然日記じゃないな。
いつものことだがごめんなさい。

posted by 6 at 15:43| 埼玉 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月03日

おっさん

女装している男を見た@ホームセンター。
私の隣で猫缶を物色していた。

「おっさんがいるな」と思ったのだ。
カートをドライフードと猫砂で山にして、猫缶を選んでいるおっさんが。
私は、ずっと品切れ中だったあの缶詰入荷したかなあと、
暑さにボーッとしつつ棚の前に立ったので、はっきりと確認したわけではない。
でも何というか、わかりますよね?
目の端っこにチラッと見えた肩幅だとか髪型とか、そんな感じのアレが。
そのアレの印象が丸ごと男だったわけです。

そのおっさんの真ん前に私の欲しい商品があった。
おっさんは物凄く邪魔であった。
しかも何かブツブツと、聞き取れないくらいの声で独り言を言っている。
邪魔だなー喋ってないでどいてくんないかなー。
こういうときはさりげなく場所を詰めれば相手は察してくれるものだ。
そう思い、おっさんとの間合いをほんの少しだけ詰めてみた。
するとおっさん、察するどころか私に近寄ってきやがんの。
ちょっとあんた、間違ってるよ!

もしかしたら私が動いたのがわからなかったのかもと思い、
3回繰り返したが3回とも同じことだった。
私詰める→おっさん寄ってくる→私おののいて遠ざかる→おっさんそのまま
気づいたら元いた位置より随分右に来ちゃってる私。

温厚な私だが、商品に近づくことすら許されないとあってはさすがにムカッと来て、
ちょっと離れたところからおっさんをじろっと見た。
相変わらず何事か呟くその背中と胸板、髪の刈り込み具合は紛うかたなくおっさん。
だけど穿いているのはスカート。しかもマーメイド。
当然脛毛ゼロ+ストッキング着用。可愛らしいサンダルまで履いている。
どうでもいいがそのときの私の格好は、Tシャツ+膝丈のパンツ+スニーカーだった。

そうか女装か。私は何となく納得した。
私には男装の趣味はないので推測でしかないが、
おっさんは私にさりげなくアピールしていたのだろう。気づけと。
もちろん趣味で好きだから女装するのだろうが、
するからにはやはり気づいてほしい、きれいな自分を認めてほしいという
自己顕示欲みたいなものが発生するのではなかろうか。
猫缶を選ぶ横顔からはうっすらと化粧が施されているのがわかった。
おっさんたら何となく楽しそうで、格好も見て不快になるものではなかった。
まあ可愛いってわけでもなかったんだけど。

商品を手にレジに行くと、またもおっさんと遭遇した。
カートの中はさらに山になっており、レジの女の子は四苦八苦していた。
おっさんは「ほんとすみません、僕が自分で袋に入れるので」と、
何度も何度も謝りながら女の子と手分けして袋詰めをしていた。

何匹飼ってんだよ!と突っ込みたくなるような量だったのがすごかったが、
おっさんと暮らす猫は幸せそうだなとちょっと思った。
もしかしたら初めて猫を迎える人なのかもしれないが、
猫缶を物色している間、よくよく聞いてみるとおっさんはずっと、
「どれが好きなのかな。どれなら食べるんだろう」的なことを言っていた。

今度会ったら話しかけてみよう。
posted by 6 at 04:45| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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