2005年10月03日

四十九日

10月だというのに暑い暑い1日だったが、
2日はにゃにゃこの四十九日だった。
久し振りの日曜休みだったので、
用意をしながらチラ見していたTVの新鮮なことよ。
サンデージャポンっておもしろいなあ。
毎週見たいよ!これからは録画しようかな。

11時までにお寺に行く予定だったので、
割と余裕を持って家を出たにも関わらず、
この快晴のせいか道がすごく混んでいて焦った。
そうだよなあ。日曜日はお休みの日だもんな。
その感覚が失われて久しいことに今更気づく。

11時ちょうどに到着。
住職さんと挨拶した後、本堂に入った。
虫がいるなと思った瞬間に首と二の腕に痒みが。蚊め!

お骨と、いつも飾っている写真の入った写真立てを住職さんに預けた。
葬儀のときと同じようにお骨は仏前に置かれ、写真もその前に立てられた。

読経が響く。
眼を閉じて手を合わせる。
名前を呼ぶ。繰り返し呼びかける。
にゃにゃこ。にゃにゃこ。
私がつけた、何のひねりもない名前。
だけど柔らかくて、最上級に女の子チック。

名前を呼びながら何度も涙が滲んだ。
多分何度か水の中に顔を突っ込んだのだろう。

御焼香をと促され、父から順に立ち上がった。私は最後だった。
香を摘んで手を合わせた。何も考えなかった。
馬鹿みたいに名前を呼び続ける以外には。

全てが済むと、読経を終えた住職さんが言葉をかけてくださった。
「動物みんなそうだけどね、人間を絶対に裏切らないからね。
だから忘れられなくて当たり前だよ。気が済むまで一緒にいたらいいよ。
そうして、時々こうやって拝むのもいいことだよ」
お骨を手元に置いておきたいと言った私への言葉だった。

外へ出てもやっぱり真夏だった。おかしいな。10月なのにな。
住職さんに丁寧にお礼を言い、お寺を後にした。
これが区切りになるだろうか。
どこまで行っても人間の都合でしかないのだけれど。


片付けたあとに撮ったので写っていませんが、
今日はターキー付きのご飯でした。
DSC00463.JPG


時折強烈ににゃにゃこの気配がすることがある。
トコトコと居間に入ってきて、
トコトコと網戸になっている勝手口に向かう、あのいつもの感じ。
全く怖くも不自然でもなく、「ああ、にゃにゃこが来てる」とだけ思う。

夜、日課になっているにーすけとの遊びの最中にもよく来るようだ。
1秒前まで羽の猫じゃらしに夢中になっていたはずなのに、
ピタリと動きを止め、首を伸ばして廊下に目をやるにーすけ。
そうなるとどんなに巧みに猫じゃらしを操っても無駄で、
にーすけは私を置き去りに目線の先へ行ってしまう。
1度や2度ではない。にゃにゃこの部屋にすっ飛んで行くこともある。

にゃにゃこにとって、家が二度と戻りたくない場所でなくてよかった。
よかったなあ。


街中が、少しずつ金木犀の香りに侵食され始めている。
気をつけないといけない。
あれにやられると見事に骨抜きになるのがまず過ぎる。
そんなわけで秋だ。
posted by 6 at 01:42| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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