2005年06月10日

続・猫話

にーすけはある日突然現れた。

にゃにゃこがドーンと姿を現す2ヶ月ほど前だったと思う。
夏の夕方で仕事帰りだった。
自宅前のポストの下に、丸いものがあった。
花好きな母で、庭中にいろいろなものを節操なく植えているのだが、
その場所の緑と緑の間に、グレーの丸いものがあった。
なんだ?と足を止め目を凝らして見ると、どうも生き物。
両手くらいの大きさで、グレーの毛の、ホワンホワンな生き物。
もっとよく見ようと思って屈もうとした瞬間、
それは跳ねるように飛び起きて、裏庭の方へと猛スピードで駆けて行った。
猫だ!しかも殺人的に可愛い仔猫だ!

通りから奥まった場所にあり、隣は畑、隣家は留守がちで人気はあまりない。
当時は芝生だったうちの庭は、どうも猫にとっては居心地がいいようで、
それからもにーすけはちょくちょく昼寝しに来ていた。

DSC00002.JPG

これは家に迎えてからだけど、基本的にこんな感じで、
いつも緊張感なく可愛らしく寝ていた。
人間の姿が見えるとすっ飛んで逃げていたが、
ある日私が庭に出ていたとき、背後で必死な声が。
驚いて見るとにーすけ。いつでも逃げられるような体勢で、
両手両足を突っ張って何かを訴えている。腹ペコなのか。
何もなかったのでとりあえずミルクを出すと、あっという間に平らげた。
お腹を触らせてくれるようになったのは、それから数日後のことだった。

うちは両親ともに動物が苦手だったので、
これまでは飼うことなんて考えられなかった。
子供の頃は何度もお願いしたが、絶対に飼わせてもらえなかった。
その両親の心をにーすけは溶かした。
仔猫特有の可愛らしさと好奇心で、ズカズカと親の心に入り込んでいった。
「家に入れる」と言った私に、困った顔をしたものの反対はしなかった。

今はこんな顔で我が物顔だ。

DSC00125.JPG

にーすけが来てから家中が明るくなった。
って別に沈鬱な家庭というわけでは全くなかったが、より明るくなった。
通院している母にとっても、明らかによい影響を与えているようで、
いくらか体調も良くなったように思う。
なによりにーすけがいなかったら、
にゃにゃこを迎えることができなかったかもしれない。

やんちゃで遊び好きで甘えん坊、
だけど人見知りでトラックのバック音が大嫌い。
特技はサッカーと競馬(パカラッパカラッとほんとに馬みたいな足音がする)、
そしてにゃにゃこのことが大好き。
私のライフワークと勝手に思い込んでいる旅に、
なかなか出かけられなくなったことは確かに痛いが、
それを補って余りあるほどのものを貰っていることは間違いないと思う。

そろそろにー・にゃにゃのご飯の時間だ。
posted by 6 at 09:06| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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