2005年10月10日

雨降り

体調のせいか天気のせいか、何となく気が滅入っている。

昔、今よりももっともっと自己顕示欲が強くて自信過剰だった頃、
そしてその割に気が小さく神経質で、自分の粗を探すのが趣味だった頃。
そんなときばかり無限に広がる心の中で、あることないこと、
ちょっとはあり得るかもしれんがまず現実的ではないことを気に病んでは、
「ああ…」とか言って、穴倉の中で暗い暗い溜息をつくのが好きだった。
いや別に好きではなかったような気もするが、
立ち直って明るい方へ行こうとする気持ちを押しのけるあの負のパワーは、
常にタンク一杯に溜まっていたように思う。
あんなものを溜め込むのはよほどの好きもの以外にない。
思い悩むのが趣味だった。

今現在はあの場所とは対極にいるが、それは多分、
人生の負の時間のほとんどをあの頃に経験したからではなかろうかと思える。
つけられた傷をいつまでも治せなかったあの頃から考えると、
よく言う「寝たら忘れている」状態の今は天国に近い。
おまけに年を重ねるごとに日を追うごとに、忘れるまでの時間は加速している。
自分にとってはシンプルで心地よく、暮らしやすいことこの上ないが、
古来より人はこれを痴呆と呼ぶのではないのかと、今書きながらふと思った。
痴呆まで行かずとも、いつもなんとなくボーッとしているのは事実だが。
頭が軽いのは良いことだ。

だから今のこの状態が久し振りで、何となく新鮮な気すらする。
この暗い気分は一体どこから。

雨が嫌いだというよりも空が暗いのが嫌なのだ。
島などではしょっちゅうスコールみたいな通り雨が降るが、
あれなどは本当に爽快で、歩きながらかぶってしまっても、
笑って済ませられるところが良い。空が明るいから。
ところが今日の埼玉の天気はどうですかこれ。
秋雨前線とかもう、本当にちょっと。

そんな沈鬱な気分の中、延び延びになっていたガンダム最終巻を見終わった。
これまでお亡くなりになったキャラクターで印象深いのはマ・クベだった。
ご多聞に洩れず「壷壷壷壷うるさい男だな!」と思っていたわけだが、
最期も最期、末期のセリフまでそれで締めていたのにはやられた。
さすがマ・クベ…。期待を裏切らない男。ちょっと好きになった。
そしてそれに勝るとも劣らない最期を遂げたのは、
その壷を託された(かどうかはわからねど)キシリアだ。
だって首チョンパですよ。びっくりしたよ。コマ送りで見ちゃったよ。
スパーンッ!ポーンッ!て。
「ええっ!?」とか言いながら巻き戻してしまいました。


早く雨が止みますように。
posted by 6 at 18:22| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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