2005年08月07日

見るだけでいい

なんでだか知らんが地図や路線図を見るのが好きだ。
電車や飛行機の時刻表なんかも大好き。
知らない場所の知らない地名や、知っている場所の懐かしい地名。
朝早くから夜遅くまでひっきりなしに、出発しては帰ってくる電車や飛行機。
ボーッと眺めながら胸を熱くしているのです。

そんなわけでGoogle mapよありがとう。

当たり前だけど世界中が見られるわけで、
それこそピラミッドやらスフィンクスやら秘密満載のあの基地だとか、
見ながら「うーわー」などと唸ってしまうこと多々。
おもしろすぎるおもしろすぎる。

昔、今よりずっとずっと自意識過剰だった頃、
自分をクールダウンさせるためにやっていたのが俯瞰だった。

 1・部屋にいる自分をもう一人の自分が天井辺りから見下ろすように意識する
 2・視点を屋根辺りに上げ、部屋の中の自分を見下ろす(以下同文)
 3・視点を電柱のてっぺんくらいに上げ(同文)

…と、どんどんどんどん視点を引き上げていって、そのうち大気圏突破。
その位置から、もはや塵にも満たない自分を見下ろすと、
多少の失敗や後悔や恥なんかもどうでもよく思えたものだった。
(自分でも何がきっかけでこんなことを始めたのか全くおぼえていないけれど、
コツを覚えると結構すっきりするし楽になるんですよ。ちょっと電波っぽいけど)
Google mapを見ていたらそれがリアル体験できてしまうのだから困る。

で、最初に探したのが竹富だった。
見つけたらいきなり胸が一杯になってちょっと涙が出た。
行きたくて行きたくてたまらない。それが叶わない今なら見るだけでもいい。
遥か上空からでもわかる。
ここで船を降りて島へ。この道を通って宿へ。そして海へ。
何度でも思い出す、サンダルの裏に感じるあの白い砂。
それだけでいい。

おもしろがれたり感傷的になれたりと、
やたら応用範囲の広い素晴らしい地図だと思った。
posted by 6 at 15:49| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月16日

拾う拾う

竹富に行って何をして過ごすのかと言えば、洗濯と貝殻拾いだ。
長く滞在することが多いので、朝はまず洗濯から。
コインランドリーで洗って、裏庭を借りて干す。

部屋に戻ったらそのまま寝てしまわないように注意する。
一日を無駄にするもったいなさもさることながら、
部屋のドアも窓も開け放したままなので、
通りかかった人に「また寝てる」とか言われてしまうのがまずすぎる。
「また寝てる」って旅先ではまず言われない言葉だろうに、
私は何度言われたかわからない。寝ちゃうんだよ、知らないうちに。
いい大人なのに指差して笑われるとは何事だ。

眠気に打ち勝ち無事宿を出られたら、とりあえず海。
何の用もないけれど、借りた自転車に乗って海を目指す。
時折お客さんを乗せた水牛車が通るので、邪魔にならないよう道の端に。
浜辺から運ばれて撒かれるという白砂の道には、謎の穴がボコボコ開いている。
穴に車輪が嵌まると超危険。

いざ海に着いても取り立ててすることがない。
そこでまた昼寝。お昼ご飯のパンを食べたら昼寝の時間。
日焼けのことなどこれっぽっちも考えない。
あの頃私はバカだった。

バカだから落ちているものをひたすら拾うわけですよ。
茹で上がったような顔をして昼寝から復活したら、
今度はそこら中に落ちている宝物を片っ端からかっさらう。
こんなの勝手に持って帰っていいのかなと不安になるほどの、
それはそれは可愛くて綺麗な貝殻とサンゴ。

DSC00153a.jpg DSC00154a.jpg

こんなものが落ちているとは本当に竹富は太っ腹だ。

何度訪れても見慣れなくて、行く度に真剣に拾ってしまう。
物欲のほとんどない私だが、これだけはどれだけ拾ってもまだ欲しいと思う。
星砂も拾えるけれどあまり興味はなくて、貝殻の魅力には敵わない。
ちなみに非常に見づらいけど、これが星砂。

DSC00156a.jpg

夜、部屋で一つ一つを水で洗い、並べて乾かす。
毎日同じことを繰り返すので帰る頃にはかなりの量で、
その重さに軽く後悔するわけだが。

久し振りに貝殻を出して触ったが、一瞬で竹富に触れた気になるから不思議だ。
posted by 6 at 23:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月11日

梅雨明け?

関東地方は昨日梅雨入りしたらしい。
以前事故に遭ったときに打ちつけた左の膝がピッキピキに痛いわ、
セロテープはフニャフニャで切りづらいわで、
一体何事かと思っていたらそういうことか。
雨は憂鬱だけど、これを越えればまた夏が来る。
それを糧に生きていくことに決めました。
全然予定なんかないけども、夏ってだけで、それだけで嬉しい。

竹富はそろそろ梅雨明けだろうか?

aiyaru1.JPG

これを撮ったのは何度目の竹富だったろう。
まだデジカメもなく、家にあった古いカメラを使っていた。
きれいな浜は他にもあるので、集落からだいぶ離れたここにはあまり人がいない。
私を下の名前で呼び、島を訪れるたびに「おかえり」と笑って迎えてくれる女将さんは、
私が浜に続く真っ直ぐな道から戻ってくるたびに、
「本当にアイヤル好きねえ」と鈴のような声でコロコロと笑っていた。
自分でも呆れるけど、こればっかりはどうしようもない。
恋だ、恋。

恋したら相手の過去を知りたくなる。
悲しいことがあったなら、たとえ癒すことはできなかったとしても、
それを受け入れたい、同じ痛みを感じたいと思う。
そして同じ思いはさせたくないとも。

初めて沖縄に行く前、過去を自分なりに学んだ。
当時は堅気の会社員で、入社して以来初めての長期休暇だった。
図書館で本屋で、関連の本を読み漁った。
どんどん自信がなくなっていって、沖縄に行く気すら失せかけた。
何のための休みなんだよと自分でも思った。

旅行そのものも何というか重く沈みがちで、
私たちを防空壕まで案内してくれたタクシーの運転手さんにも、
「そういう運動をしてる人なのかと思った」と言われた。
長い運ちゃん生活でも、個人でそこに行きたがったのは私たちで2組目だったそうだ。

損な性格だよなと思う。
きれいなものを見て嬉しい、それで充分じゃんよと。
実際竹富に行ったのは、初めて沖縄本島に行ってから数年後のことだ。
自分の中に何もないのに、何も詰まってないのに行ったらいけない気がして、
どうしても足が向かなかった。
なんだろう。負けたくなかったのかな。何によ。というか誰によ。

泣きながら貯めた貯金は知らずに役立っている。
今もまだ学んでいる最中だけど、少なくともあの頃よりはずっと、
あの島を思う気持ちに自信がついた。
思えば思われるというのもまんざら嘘ではないのかもしれない。
友達もたくさんできたしなあ。

しかし改めて書くと本当に青くて恥ずかしいな。
なんだこれは。
恥ずかしい気持ちを追いやるが如く、これからDVDを見る。
『バーバー吉野』
竹富とは何の脈絡もない。

ちなみに本日午後10時35分から、
NHKの「美しき日本 百の風景」という番組で竹富島が流れるらしい。
新聞を見ていた父親から情報が入ってきました。父GJ!

posted by 6 at 12:14| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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