2005年07月18日

寂しい

ここはにゃにゃこの指定席
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にゃにゃこいない……
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さびしい……
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と思ってるかどうかはわからねど、
クンクンと匂いをかいではよくそこに寝転がっているにーすけ。
明らかに元気がなく、意気消沈しているのがわかる。

にゃにゃこも同じ。
検査の数値は徐々に徐々に下がっているけど、病院で元気一杯なはずもなく。
毎日様子を見に行っているけど、帰るときが本当に辛い。
一度閉めたケージのドアをまた開けて、顔を一撫で。
今度こそとドアを閉め、また来るよと声をかけて手を振るのに、
顔を見るとどうにもダメでまたドアを開ける。その繰り返し。
本当に馬鹿で困る。

今日も暑かったなあ。
あまりにも暑くて気づいたら昼寝していたのだけど、
目が覚めたら茹で上がっていた。汗だく顔真っ赤。
真夏の昼寝は気持ち悪いけど気持ちいい。
posted by 6 at 21:50| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月17日

日曜午後の雑談

TOPページがまっさらだ。ここまで何もないと気持ちがいい。
早く直りますように。見てびっくりしたよ。

ユースケ・サンタマリア ナインティナイン 
KABA.ちゃん ベッキー 奥田民生 夜のタモリ


思いつくまま好きな人々を挙げてみた。
KABA.ちゃんやベッキーはともかく、他の人たちは昔から好きだ。

私の中のユースケは暗い。凄く暗い。
何でか知らないが背中を丸めて新聞を読んでいるイメージがある。
「死んだ魚の目をしてる」だなんだといつもタモリにいじられているが、
本当にそのとおりだと思う。あんなにもやる気のない人は珍しい。
珍しすぎてじっくり見ては「ああ今日もやる気がないな」と安心する。
でも好きなんだよな。なんでだろ。

ナイナイは同世代で、なんとなく思い入れがある。
昔は私の中のお笑いと言えばダウンタウンだったのだけど、
いつのまにか同級生に取って代わっていた。
数年前、私生活がしんどかったときにめちゃイケには随分お世話になった。
放っておくと笑えなくなりそうな自分が恐ろしく、
ビデオを何度も繰り返して見ては笑うことを心がけていた。
その癖は今でも変わらない。
見る暇がなくて溜まっていく一方だけど、ビデオは必ず録ってしまう。
めちゃイケがなかったらと思うとほんと怖いよ。

KABA.ちゃんは……私にないものをすべて持っている男。
「キャー!」とか。「やっだー!」とか。

ベッキーは、以前見たNHKの番組(地方に行き、そこの地元の人々と触れ合う)で
心底感心したことがあって、それ以来かなり好きだ。
芸能人芸能人したところが微塵もなく、
本当にサラリと、スーッと土地の人に溶け込んでいた。
押し出しがちな芸能人オーラをうまく操れるように見えた。
あんなに厭味や癖がない若い女の子を久々に見た。

奥田民生は佇まい。あの人は何であんななんでしょうね。不思議でたまらない。
若い頃はそれでもまだ尖っていた気がするけれど(髪型然り)、
ソロになってから悟り度が一気に増し、同時にジジイ化も進んだ模様。
本当に素晴らしい。Tシャツが似合うおっさんは素敵だ。

タモさんは夜限定。昼間も嫌いではないけど、夜のタモさんが本物。
タモリ倶楽部は私にとって見逃しやすい時間帯で、
しょっちゅう悔しい思いをするのだけど、
たまたま見ることができたときは幸福感に包まれる。タモさんラブ。
だが(滅多に見ないが)ミュージックステーションのタモさんは何か辛い。
早く帰っておいでよ……と言いたくなる。

雑談雑談。今日は雑談。
それはまるで日曜午後の再放送だらけのTVのような。

昨夜は物凄い雷雨だった。停電込み。
雹かなんかも降っていたようで、窓や壁に当たる音がやかましかった。
雷が鳴るとなぜ人は驚いて声を上げるのか。
一つ落ちるたびに、母親が「うひょおおお」だの「うわはあああ」だの、
意味不明な叫び声を上げていてまいった。
posted by 6 at 16:23| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月15日

車に乗る

学生さんの夏休みが近づいているせいか、
町中で教習車を見かけることが多くなった。

車の免許を取ったのは26歳の時だった。
前の会社を辞め時間があり余っていたのと、
当時いんちきバサーとあまりうまくいっておらず、
ヤツの鼻を明かしてやりたい、驚かせてやりたいという一心で、
ある日突然思い立って取りに行くことにした。

バサーは思い出すたび呆れ返るほどにいんちきな男だったが、
いつも私を車で送り迎えしてくれていた。
往復で100qは優にかかるし、遠出したらそれでは済まないのだが、
どんなに眠くても私を家まで送り届けてくれていた。
自分で運転するようになって最初にわかったのがバサーの偉大さだった。
いんちきだったが優しくていいヤツだった。
「俺○○(私の住む町)にどんどん詳しくなってる!何の得にもならねえ!」
といつも笑っていた。
ちなみにバサーのナビもありもしない道を平気で表示してバサーを迷わせるなど、
恐ろしいほどのいんちきぶりを発揮していたのを今思い出した。

それまで免許を取らなかったのは興味がなかったからで、
車が欲しいと思ったこともなかった。
移動手段は徒歩か自転車。遠ければ電車。
近からず遠からずといった微妙なところには基本的に行かない。
会社などでは凄く珍しがられた。田舎なのに免許がないなんてと。
ほっといてくれよ。

教官はずっと同じ人で当時30代前半の男性だったのだが、
なんだかおしゃべりでやかましかった。
「今日は昼にそばを食べました。昨日もそばでした。そば大好き」
「社員旅行で東北に行くんですよ。お土産にリンゴ買って来ますよ」
「カラスが何かをくわえて飛んで行きましたよ!多分木の実」
助手席で、もうずーっと喋ってる。毎回毎回。
「40キロって遅く感じますよねー。もっと出したいですよね」
と言われたときは、思わず「は?」と、真顔で聞き返してしまった。

見きわめやら検定やらを一度も落としたことがなく、
それまでは軽やか過ぎるくらいに順調に進んでいた私だったが、
もはや特技とすら思える方向音痴ぶりが災いして最終段階で躓いた。
いきなり地図で目的地を指されて「ここに行け」って、
そんなもん行けるわけがないだろう。
車なのにうろうろと路頭に迷っている私に、
あれだけおしゃべりだった教官がいつしか地蔵のように押し黙り、
「これじゃあ免許取ったとしても先が思いやられますね」とポツリとこぼした。
ただでさえ目的地がわからずイライラしていたところにその言葉。
「免許取ったらナビつけるからいいんです!!!」
自分でも驚くほどの勢いで教官相手にキレた。

その日の帰り、その教官に呼び止められた。
「本当はいけないんだけど」と言いながら、こっそりと路上教習用の地図をくれた。
誰にも言わないでくださいよと念を押されてありがたく受け取ったが、
無事卒業検定に受かった後、さっさと教習仲間の女の子にあげてしまった。
なんというか人でなしだった。

いいよなあ車は。1人になれるところが本当に素晴らしい。
旅をしているとつくづく思うが、
私は移動するために生きているようなところがあって、
飛行機などに乗ろうもんなら発狂せんばかりにテンションが上がってしまう。
それとまでは行かないまでも車は手軽にトリップできる最高のツールだ。
実際にハンドルを握るようになってしみじみそう思った。

結局バサーとはそのままダメになってしまったけれど、
その後免許を取ったことを報告したら、
私のそれまでのぐうたら振りを熟知しているだけに物凄く驚いていた。
珍しく褒められたのもあの時だったかもしれない。

それから何年か、年賀状には「運転気をつけて」と必ず書かれていた。
信用ないなあとちょっと情けなかった。
posted by 6 at 14:58| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月14日

残念

今日もにゃにゃこの様子を見に行こうと夕方病院に電話したら、
にゃにゃこのいる部屋は半分がオペ室になっているらしいのだけど、
ちょうどオペ中で面会は無理とのことだった。
顔を見るだけでいいから時間が遅くなっても構わないと言ったが、
かなり時間のかかるオペらしく、終わるのが20時以降になると。
ああ残念。まさかオペが入るとは。というかあそこが兼オペ室だったとは。
にゃにゃこごめんね。また明日会いに行くからね。
待っててね。

昨日の夕方、母と一緒に面会に行ったときは、
ケージの中、奥の隅の方に緊張して小さくなっていた。
ご飯にも手をつけていなかった。
にゃにゃこ、にゃにゃこと母と2人でうるさいほどに声をかけながら、
扉を開けてもらい、手を伸ばして体に触れた。
ビクビクッと背中を強張らせたが、構わず撫で続けた。
しばらくすると「ニャア」と掠れた声で鳴き、
ケージの中に響き渡るくらいの大きさでゴロゴロ言い始めた。
嬉しかったなあ。

やはり顔を見ると安心する。
昨日は何をしても心ここにあらずな感じで笑うこともできず、
店でも普段はしないような細かい仕事に没頭していた。
手先を動かして意識を飛ばすような感じを心がけていたけど、
ふと戻る、頭の上が塞がっているような、
重くて仕方ない気持ちにはやっぱりやられた
携帯の待ち受けにしているにゃにゃこの画像を何度も見た。

にゃにゃこがいないと寂しいのはにーすけも同じようで、
昨日は一日中にゃにゃこのいないケージの上で寝ていたらしかった。
今日もしきりに居間の入口や勝手口の方を気にしていた。
いつもにゃにゃこがいる場所なのだ。

看護士さんとの電話によれば、今日はご飯をたくさん食べたようだ。
緊張しているのは変わらないようだけど、
それでも食欲が出てきたということは昨日よりはいくらか落ち着いたのだろう。
よかった。
あー、なんつーかな、ほんとよかった。

夕飯を食べた後、にーすけはにゃにゃこの部屋を覗いていた。
一緒にもうちょっと待とうね。にゃにゃこも頑張ってる。


暗い話でほんとごめんなさい。
って身内以外で読んでくれてる人がどれだけいるのかわからないけど
(アクセス解析の見方もよくわかっていない馬鹿者なのですよ)、
って身内には暗い話が許されるのかと言われるとまた困るのだけど、
ともかくごめんなさいね。

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「峠を越えれば花の里」。
以前親友に言われた言葉が心の支えだ。
posted by 6 at 21:25| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月13日

入院

にゃにゃこは今日からしばらくの間入院することになった。
月曜にした血液検査の結果がかなり悪く、
今までの皮下輸液ではちょっと厳しいため、
効果が出やすい静脈点滴を行うことになった。

3月に保護して入院したときはこれで復活した。
けれど貧血の症状などはその頃よりも少しずつ進行しており、
輸液や点滴でさらに進んでしまうことがあると思うと何とも言えない。
それでも今の状態よりは良くなることを信じたい。

にゃにゃこはどれだけ具合が悪くてもご飯に口をつけ、甘えてくる。
無理しなくていいんだよと言っても、出された分を時間をかけて食べ切る。
甘えるために突進してくるのだが、おでこや鼻先を押し付ける力は驚くほど強い。
私が水の器などを持っていてもお構いなしで(当たり前だけど)、
自分が体当たりしたために床にこぼれた水に自分で驚いていたのには笑った。

9時過ぎに病院へ連れて行った。
無事留置針を入れることができたろうか。
どんな状態でいるかが容易に想像できることが辛い。

仕事から帰ったら様子を見に行く。
猫の神様、ちょっとだけにゃにゃこに目をかけてやってください。

にゃにゃこ、ごめんね。もうちょっと辛抱してね。
posted by 6 at 10:53| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月11日

虫には強気な男

クワガタ発見
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にーすけ超凝視
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びろーん
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健闘空しく……
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この辺にもまだクワガタがいるんだなあ。
網戸越しに見たときはデカいゴキブリかと思ってしまった。
この後、クワガタはブスブスと網戸に穴を開けながら、
無事すだれの内側から脱出して行きました。

それにしても今日は暑い。あんず棒が美味しいなあ。
posted by 6 at 16:49| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月10日

お祭り

地元では七夕祭りの真っ最中だ。
ピンクや黄色のピラピラした飾りが竹にくっついて垂れ下がっている。
ボーッと歩いていると、それらに行く手を阻まれるのが腹立たしい。

鬱陶しいのだ。
まず人が多い。ワラワラワラワラ。何かいっぱいいるんだ昼間っから。
おまけに車が虐げられる。いつも通る道が通行止めだ。
そうなるともうどうしたらいいかわからない。
方向音痴でわが町の道路事情すらろくにわかっていない私には辛すぎる。
よく知らない道を通ろうものなら祭りに浮かれた馬鹿者どもが、
歩行者天国でない普通の道路だってのに異様に歩道からはみ出して大はしゃぎだ。
おっかなびっくり運転するこっちの身にもなれ。
なんなんだ。

どうせそこらに出ているテキ屋であんず飴買ったり型抜きしたり、
勢いでくじ引きしちゃって貰った景品を後になって持て余したりするんだ。
特に金魚には要注意だ。何であんなに掬って行けオーラが出ているのかがわからない。
まかり間違ってポイを手にしてしまったら最後。
祭りの金魚はすぐ死んでしまうと思われがちだが、
家の金魚は少なくとも6年は生きた。3匹掬ってみんなデカくなった。
軽い気持ちで手を出すもんじゃない。やつらはなかなかしぶとい。
ずっと世話しなきゃいけないのがもう面倒。
中学から短大まで面倒を見たが、最後の一匹が死んでしまったときには
20歳過ぎてるってのに友達の前で泣いてしまったじゃないか。
なんなんだ。

まあそれも今日で終わりだ。
店の客層がいつもとは違うのもひとまず落ち着く。
祭りは子供のものだから仕方ないが、祭りの最中はものの見事に子供しか来ない。
しかし子供は買わない。買わないのに物凄く長居する。
「涼しい〜!」とか嬉しそうに入って来るんじゃない。
無闇に話しかけてくるのもやめてくれ。
差し入れなんかに心が動くと思うなよ。いいからとっとと帰れ。
なんなんだ。でもありがとう。


それにしても夜の8時まで開いている動物病院でよかったと思った昨日だった。
暗い夜も明けたらこんな空だ。
些細なことに喜びを見出すのは特技だが、履歴書には書けないしな。
あと両手の親指が直角に曲がるとか、手のひらが360度回るとかそんなんばっか。

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posted by 6 at 12:29| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月08日

電車の恋・1

世は電車男だそうだ。ちゃっかりビデオに録画しておいた。
ドラマはほとんど見ないが勢いよく流行に乗った。
チビノリダーがあんまりにもリアルで、
各番組に番宣で出ているのを発見するたび、なんかジロジロ見てしまう。
ほんとにねえ、アニメのDVDを買いにくるお客さんそのまんまの姿でねえ。
さすがにケミカルウォッシュのジーパンはないが。

電車での恋、結構よくあることみたいで、私も今までに4度くらいあった。
通勤通学に電車を使っていたのが計7年だから多くはない。
というかいつも不思議に思っていたのだけれど、
大抵疲れきった顔で体で乗っているにもかかわらず、
何を見て何を思って気持ちを傾けてくれるのかと。
満員電車にニコニコしながら乗っている人間なんていない。
経験したことのある人ならわかりすぎるほどだと思うが、
狭い車内はいつも殺伐としていて、
押すか押されるか、取るか取られるか(席を)の仁義なき戦いだ。
友人がいつも言っていた。「電車の中では性格が変わっちゃう」と。
誰もが認める優しくて穏やかな彼女からしてそうなんだ。ましてや私など。


大昔の話。
その人はいつも近くに立っていた。
会社帰り・下りの快速電車、確か6両目一番後ろのドア。
別の車両で痴漢にあって以来、私はそこから乗るようになった。
その人も同じ時間・同じ車両・同じドアの同じ場所にいつもいた。
大きな駅なので物凄い混雑で、踏ん張っていないとあっという間に流される。

私はいつも音楽を聴いていた。
会社から一歩出たらまずイヤホンを耳に突っ込んで音楽。
当時は仕事がかなりハードだったので、
気持ちを切り替えるために意識してそうしていた。
車内では人を探しているか外を見ているか寝ているかのどれかで、
いつもボーッとしていた。何度も言うが疲れていたからだ。

何かこの人いつも近くにいる気がする。
そう思い出したのは確か真夏。その車両に乗り出してから2ヶ月くらい経った頃。
いつも何となく私の近く、しかも背後にいるのだ。
最初は偶然だよな、だって私だし目が合うわけでなしとか思ったが、
さすがに毎日となるとちょっと気味が悪くなり、
確かめようと別のドアから乗ってみた。
いつもの場所からいつもどおり乗ったその人が、いつになくキョロキョロと、
まるで落ち着きなく誰かを探しているかのような素振りをしているのが見えた。

そして半袖が長袖に変わって肌寒くなった頃、
その人が私の降りる駅で降りるようになった。

気味の悪さは最高潮に達していた。
用事があるなら話しかければいい。
コンビニにまでついて来たんだからできるはずだ。
それをせずにただ見送られるのみで、何を考えてやがるのかさっぱりわからん。
何度目かに降りて来られたときは電話ボックスに避難した。
友人に電話をかけ、その人が姿を消すまで話に付き合ってもらった。

その日は特に疲れていて、判断が鈍っていた。
下車したときにまたその人も降りたことを確認したが、
何かもうそれすらもどうでもいいと思うようなやさぐれぶりだった。
ぐったりしながら真っ直ぐに自転車置き場へ向かう途中、ふと気づいた。
私がいつもイヤホンをしているから話しかけて来ないのか?
まさかなと思いながらも、多分初めてその場でイヤホンを外した。
疲れが怖さの上を行っていたんだろうと思う。
その途端、その人が私を追い越した。そして振り向き様言った。

「私は耳が聴こえません」

いきなりで、しかもかなりの掠れ声だったので何が起こったのかわからず、
足を止めて必死に言葉を聞き取ろうとしながら私は頷いた。

「好きな人はいますか?」

その人は「人」のところで親指を立て、私に訊いた。
どうしようと思ったが、正直に言った。頷きながら「はい」と。


(何か長くなったので一旦切ります。ダラダラですみませんね)
posted by 6 at 04:47| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

電車の恋・2

長くてごめんなさいよ。まさかこんなことになろうとは。
続きです。


その人が落胆したのがはっきりとわかった。肩が落ちたのが見えたのだ。
しかし一瞬ののちに微笑んで頷いた。

「ありがとう。それじゃ」

それだけだった。そのままくるりと元来た道を帰って行った。
何ヶ月も何ヶ月も、これを言うためだけにこの駅で降りていたのか。
話しかけられなかったのは、やっぱり私が音楽を聴いていたからだったんだ。
誰だって、自分の都合で相手の邪魔になることをするのは嫌だ。それが一瞬でも。
だから私がイヤホンを外す瞬間を待った。

そして私の好きな人もまた、その電車の同じ車両にいた。
私に「彼氏」でなく「好きな人」の存在を訊いたことからもわかるように、
その人は知っていたと思う。
私の視線の先を辿り、ガッカリした表情を浮かべていたことが何度となくあった。
それは多分、彼がいないことに気づいて落胆する私と似ていただろう。

だからこそ思った。その勇気はどこから来るのだろうと。
もし耳が聴こえなかったとしたら、
私は好きな人に気持ちを伝えられただろうかと。
好きな音楽を聴きながら姿を見ているだけで、
満足と自信のなさをすり替えているような小心者の自分。
答えは明白だった。

泣きながら家に帰った。理由のわからない涙が止まらなかった。
心配した友人が家に来てくれたが、うまく言葉にならなかった。

数日後、私はその人に手紙を書いた。内容はあまり覚えていない。
多分ありがとうとかごめんなさいとか、そんな感じだったろう。
場所が少し離れはしたものの、同じ車両であることには変わらなかったので、
降り際に手渡した。凄く驚いた顔をしていたのを覚えている。

その後、私の降りる駅でまたその人に話しかけられた。
話がしたいと言われたので、当時あった橋の上で並んで話した。

そんなこともあろうかと筆談用に用意してあったノートを取り出すと、
笑って首を振って、「ゆっくり話してくれれば口元でわかるから」と言われた。
どうしてもわからなかったら書くよと。何だか無知な自分が恥ずかしくなった。

名前や住所、年齢や仕事など。
自分が1歳年下だと知ると落ち込むような顔をしたり、
互いの職種がかなりつながりのあるものだとわかって喜んだり、
何だか純粋で可愛らしい人だった。
耳は生まれつき聴こえなかったわけではなく、幼い頃に出た高熱の後遺症だそうだ。
双子の兄弟がいると言っていた。
同じ顔をしているのに一方は耳が聴こえ、一方は聴こえない。
思うことすら無責任だとはわかっているが、切なかった。

凄く寒い日で、私の震えが止まらなくなったのをきっかけに解散した。
別れ際に1枚ガムを貰った。トライデント。今もあるのかな。

それからしばらくして、帰りの電車を待っていた私の前にその人が立った。
「これから飲みに行くんだ」とジェスチャー付きで言いながら、
私に折りたたんだ紙を差し出した。

記憶はそこで途切れている。
私はちゃんと手紙のお礼を言えただろうか。
たとえば「飲み過ぎないでね」と笑って言えただろうか。

手紙には私を応援する言葉だけが書かれていた。
「好きな人を諦めないでください」と。
その後も時々姿を見かけたが、もう話すことはなかった。


ああヘコむなあ。思い出すと必ずヘコむんだこれ。
なんか電車つながりだなーと軽い気持ちで書き始めたらこれですよ。
しかも長編。無駄に長い。まとめるのが下手ですみません。
読み飛ばしてください。

『愛していると言ってくれ』は見ることができなかった。
ちょうど同じようなタイミングで、何でこんな偶然があるんだと恨めしかった。

時々思い出すたびに、その人が幸せであるように結構本気で祈ってしまう。
posted by 6 at 04:44| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月06日

最近のお2人

「撫でろ撫でろ撫でたらご飯くれ」の図
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足とか手とか、どこかしらにくっつく甘ったれのにゃにゃこ。


ご飯後、雨降りの外を定位置で眺める
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クッションの上でなくいつもここで。風が当たる場所だから気持ちいいのかも。


一方2歳男子の定位置はこちら
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親の寝室から外を見張るのが夕飯後の使命。片時も目を離さない。


だけど本当は眠いらしい
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この後にゃにゃこが部屋の入口に来て、にわかに興奮しだしたにーすけだった。


夜中の4時にじゃれてんだかケンカしてんだか大騒ぎして私に怒られた2人。
だからといって懲りるわけでもなくドタバタドタバタうるさいのなんの。
朝出掛けに見てきたら、ケージの上に2人で同じ姿勢、
ちんまりと丸くまとまって眠そうにしていた。置物かと思った。

posted by 6 at 12:26| 埼玉 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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